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イケナイ初恋  作者: ユイユイ
1/4

離婚

「私達、離婚することにしたの。」


突然の母の告白に私は驚きを隠せなかった。


母が離婚の理由を語ることはなかったが、私には察しがついていた。


最近母は、帰りが遅いことが多かった。


「女友達と食事に行っていて盛り上がっちゃって。」


と言っていたが、母の服には男のものと思われる香水の匂いがついていて、


あ、不倫してるな。 私はすぐに気づいた。


けれど、不倫するのも仕方ないのかもしれない。


私の父は仕事でいつも朝早くに家を出て、夜遅くまで帰ってこない。


そのため、私には家族そろって食事をした記憶はほとんどない。


けれど、母は「私達の生活の為に頑張ってくれているから、仕方ないよね」


といつも言っていた。


しかし、その顔がどこか寂しそうだった。



私は母の不倫は一時気の迷い。母が父を捨てるはずない。と勝手に思っていた。


しかしその考えは甘かったのだ。


「離婚って........」


私は母と父を交互に見た。


「結花には本当にすまないと思っている。けれどもう、父さんも母さんも限界なんだ。」


たしかに思えばそうだ。父も母もすれ違ってばかりで、うちの家庭はとっくに

崩壊していたんだ。


「結花......ごめんなさい」


母は涙を流した。


けれど私は、不倫をしていた、あんたのせいだろ。と思ってしまい、その涙も偽りの涙にしか見えなかった。


「けれど、父さんも母さんもお前を一番大切に思っている。それだけは忘れないでほしい」


私はそう言われた時、離婚をする親の言うベタな台詞だと思った。


それと同時に、離婚という事実を痛感させられ、ついかっとなってしまい、


「私のことを一番大切に思ってるなら、なんで離婚なんかするの?!」


と、声を荒げてしまった。


「それは......」 母は言葉に詰まった。


「もういい。」


私は自分の部屋へ戻った。 どうせお前のせいだろと思いながら。




こんにちは。ユイユイです。

今回、小説家になろうでの初投稿となっております。

語学力、想像力はありませんが、暖かい目で見守ってやって下さい。


本作品は、年齢制限なしとなっておりますが、ほんとはR15にするつもりだったんです。けれど、間違えて、年齢制限なしを押してしまいました。

なので、性的表現などは、当初の予定より控えめにさせていただきます。

(ほんと、ごめんなさいね)


作品投稿の頻度は、8月いっぱいは夏休みなので、投稿は多いと思いますが

それを過ぎると、頻度が遅くなってしまうかもしれません。

まあ、なんとか完結にもっていこうとおもいますので、どうぞよろしくお願いします。

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