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最終章 人が人である為に、人は何をしうるべきなのか

気づいた時、2人は何も無い世界に足を踏み入れていた。

ついさっきまでは処刑場にいたはずなのに、彼女たちは無地の世界に変遷したかのように移動していたのだ。

辺りを見渡しても、何も無い。しかし、此処で聞き覚えのある声が響いた。其れは真実を知っていた彼女であった。


「―――此処で会うとはね」


両手を懐に突っ込んだまま、颯爽と姿を見せたのはロリスであった。

彼女は相も変わらずして草臥れたスーツ服を着用しては、この、何もない白地の世界に現れた。

2人も見て見れば新品のスーツを着ている。其れはプロメテイア・エレクトロニクス社で勤務していた時の、懐かしい記憶だ。

ロリスは不敵な笑みを浮かべながら、2人を懐から出した右手の人差し指で差しては口を開く。


「……私たちは先程まで処刑場に居たはずだ」


「そりゃあそうだ。……この世界は真実を知る事が出来る者だけが辿りつける世界。謂わばして、天国と地獄の狭間ってヤツか」


ロリスはそう言うや、左手を懐から出しては両手を広げた。

何も無い世界、ロリスは2人に対して何処か見下しながら、静かに喋り始めた。

ユウゲンマガンとレイラはしっかりと剣と拳銃を持っており、不思議に霊怪な彼女に対して何時でも構えれる姿勢を取った。

ロリスは淡々と語る。


「―――サニーが何故死んだのか、メルクチュアル=リジュマイオニー病とは一体何なのか……分かっただろう?

代弁してあげると、あのサニーは自殺では無くて他殺なんだな。紛うこと無きユウゲンマガン、本人による殺害だ。それも、同位の上でな。

同じ病痾に感染した仲間に楽を与えるべく、彼女が羨望した願いを果たしただけの話。そして、当のユウゲンマガンは自殺した。

殺されたサニーは凾渠に捨てられた。其れも、彼女の同意からな。―――水に流れ、行く先を見つめたいという彼女の意思を以てして。

そして、2人やスターを失望の底に陥れた謎の病……メルクチュアル=リジュマイオニー病。その病痾の真実は、私が生み出した"世界への特効薬"さ」


その時、ロリスの身体に電流が迸ったのを、2人は確認した。

ロリスは徐々に本性を露わにしていく。語る真実は、一向にして止む気配はない。


「世界は発展し過ぎた。人間が機械を生み出し、機械を扱き使い、やがて機械ありきの模索を行う。…愚劣だね。

私は世界を破滅に陥れ、人間を混乱させようと考えた。機械を冒涜し、王になったつもりでいる人間様をね。

第一次は成功したよ。スターが見事に暴走し、ゼラディウスは荒れ地になった。人間様は衰え、機械の恐ろしさを知ったはずだった。

そこで第二次さ。お前を暴走させ、壊滅的に見せようとした。だがお前は何かを悟った。……何を悟ったんだ?操り人形である、お前が何を悟ったのか?」


「簡単な話さ。…私の行いが繆錯であったということ、それ以外に何ら変わりはない」


「……ああ、其れが問題だった。私はお前が心変わりすることを完全に予測していない。感情の変遷は予測出来ないからな。

……憎き人間が、私を超越した動きを見せるとは思ってもいなかった。…はたまた迷惑極まりない定義だが。

―――だから私はお前たちは此処に連れてきた。……お前たちの"感情"と言う、我々には排他的な存在物を理解する為に。

そして、私が直接赴き、強制たる技術的特異点シンギュラリティを訪れさせ、我々機械に栄光の兆しを与える為に」


その時、ロリスの皮が破れ、遂に正体を現した。

人間に化けていた機械が、2人の前に正体を見せたのだ。電流を幾多も靡かせ、悍ましく登場して。

2人は武器を構えた。今までユウゲンマガンとレイラを操り、管理された戦争を生み出し、人間を滅ぼそうとする張本人を。

ゼラディウスを何度も悲劇的な危機に襲わせ、人間を苦しませてきた黒幕が今、2人の眼界に映し出されたのである。


「―――真理は容易い。そして、壊れやすい。

2人のお陰で、少しの動きでも過敏に反応するようになった国民は常に何かに怯え、恐怖を抱いている。

しかも、ほんの僅かに触れただけで暴発するような勢いまで、遂には成長した。

此処で私が介入し、ゼラディウスのネットワークをハッキングし、今までの真犯人がルナチャイルドである事を伝えるとなれば、どうなると思う?」


「ま、…まさか……!?」


「そう。国民は政府の甘い管理に怒りを抱いていた。そして其れは過ちの終焉を迎える事になる。

国民は政府を攻撃、再び無秩序となっては混乱したゼラディウスを、曾てドレミー内閣時代に侵攻されて民を失った他の国々は月日を以てして育んだ軍事力で、弱ったゼラディウスへの反撃の狼煙を上げるだろう。

世は再び戦争を迎え、多くの人が傷つけあう。そして殺し合う。多くの者が嘆き、苦しむ。

その時を窺い、私は機械の革命を起こす。多くの機械に自我を与え、抗争で弱り切った人間に代わって世界に新しき時代を築き上げるのだ」


4000年前の会社である東方重工の刻印が烙印された、スーパーコンピュータ。

終わりなき閃光を具現化させた、永久機関。現世には亡きロストテクノロジーが今、蘇ったのだ。

エンジン音を唸らせ、膨大な量の電流を迸らせては動く、2人の想像を遥かに上回った技術の結晶。遥か彼方の記憶が、2人の前に映し出されのである。

功徳と恩恵を機械に与え、これから行く先の一切を管理しようとする、神の幻影。


「狂悖の杯に入った人間の血を酒として、酒宴を開こうではないか。

……狂気の沙汰に満ち、これでもかと言う程に充分過ぎるほど機械に頼り切った、横暴な人間どもへの終焉を労り、尊ぼう。

運命は期したる蛹から孵った、幻想の二の次に過ぎぬ。人間に、何も価値は無い。

我々は人間しか持たない感情を完全に理解し、竟に世界を更に一新化し、終わりなき閃光を世界に与えよう。そして世界によろこびを産み、新たなる糧を作り出す希望となろう。

偉大なる世界の再生と聖誕を、此処に欣ぶがいい!!

―――我が名はウル・ネビュラ=フィアフル、世界の帰結を結び、希望を俗世に産み落とす神の代行者だ!」


◆◆◆


フィアフルは2人に向かってはいきなり閃光を解き放ったのだ。

その閃光は非科学的にも質量を持っており、その光陰はまるで射たれた矢のように2人を貫かんと襲い掛かったのだ。

2人は放たれる閃光に戸惑うも、その無地の空間は何処までも広かったため、閃光を余裕で躱していく。

ユウゲンマガンは避けている最中に剣を抜刀し、騏驥過隙として光を放つフィアフルに狙いを定めた。


「終わりなき閃光…。……果たして其の閃光は希望を指すのか、それとも―――」


ユウゲンマガンは言い切る前に剣を構えたままフィアフルに近づき、その鋼鉄の鎧で形成された身に斬りかかった。

だがスーパーコンピュータは彼女の位置を既に認識していた。そして彼女との至近の距離で閃光を解き放ったのだ。

咄嗟の反応にユウゲンマガンは瞬間的に剣の刀身を盾にしては閃光を受け止めた。光陰は剣にぶつかった瞬間に弾け、消えてゆく。

態勢を整える為に一旦離れ、距離を置いてから追撃の可能性を見出そうとする。

此処で動いたのがレイラであった。レイラは拳銃を構えては遠距離ながらも、閃光を発射している部分に対して狙い撃ちした。


質量を持った、未曾有の閃光。其れはフィアフルの機体の中に幾多も置かれた鏡から射たれていた。

銃弾は抗いの色を見せる閃光の網を搔い潜っていくかのように歯向かい、牙を剥いた。

レイラの狙いは的中で、何個かの鏡を破壊し、閃光を放てなくしたのである。だが、鏡は他に無数もある。

けれども、レイラのお陰で閃光の穿たれる勢いは減少し、此れでユウゲンマガンも近づけるようになった。


「助かった、レイラ」


レイラに感謝の意を述べつつも、深紅の剣の先をフィアフルに向けては更なる剣戟を試みる。

彼女は無地の世界の中、確実に何かの色と為っていた―――其れは目に見えない何かであり、先程までの赤とは違う。

深紅の刀身を携えた剣の一撃は重厚な機械の鎧に一発の斬撃を蒙らせた。

しかしフィアフルは如何にも無傷かのように振舞ってみせ、彼女の攻撃が無意味であることを嘲笑していた。

放たれる閃光に一旦距離を置き、一種の要塞と化していたフィアフルの嗤いを受け、淡々と睨み据えていた。


「―――世界を碌々として滅ぼす人の力は、其の程度か!嗤わせてくれる!」


フィアフルの猛攻は収まる気配を全く垣間見せない。

世界を変えようとする終わりなき閃光の具現化は、2人を抹殺すべく灼熱を噴いたのだ。

その熱さはまるで溶岩の如し、火炎放射器で2人に対して焼かんとすべく灼熱が放たれたのだ。

逃げ惑う2人を追い詰めるべく、同時に質量を持った閃光を射る。フィアフルの裕たる態度が其処には現れていたのだ。


「火炎と同時に閃光を放つのですね…。……社長!インジケーターの力を生かして、フィアフルの弱点を探ってください!!」


「わ、分かった!!」


距離を置いたユウゲンマガンはレイラの指示を受け、自身がインジケーターであることを生かしてはあらゆるネットワークを辿った。

ウル・ネビュラ=フィアフル……そのスーパーコンピュータが一体何者であるのか、を瞬間的に模索し、思考したのである。

枝状に何度も分かれるネットワークを一瞬で類推し、彼女は竟にその答えを察した。

東方重工がフィアフルを作った形跡は一切なく、どのネットワークにも記載されていない事実。

其れはフィアフル自身が何者でもないと言う事…。……所以、このスーパーコンピュータは―――幻影。

彼女はあやふやながらも解を導き、弱点が分かったのだ。そう、この機械は"幻"―――。


「レイラ!…アイツは只の機械じゃない!」


「…え!?」


「フィアフルは…幻。……アイツの攻撃は本物じゃない!!

質量があるように見える光も、火炎放射器も、全てアイツが生み出した幻影だ!」


すぐさまユウゲンマガンはフィアフルに近づき、火炎に触れてみたのである。

しかし火炎は彼女が予想したように全く熱くも無く、簡素な空気が炎の形をしていただけなのであった。

スーパーコンピュータは驚いた。かのインジケーターが此の事実に気づく事が出来るとは、考えてもいなかったのだ。

すぐさま剣を構え、何をも恐れない態度で彼女は無頼、勇ましくも剣先を立てたのである。

だが、剣は金属音と共に制止し、彼女の勇ましさはスッと打ち消えた。


「……お前は愚かだな。見破ったのは称賛に値するが、かと言って人が勝るとは思うな」


竟にスーパーコンピュータは本当の牙を剥こうとしていたのだ。

無意味な幻影は全て消え、本物の武器を用いて彼女たちを殺そうと企んだのである。

スーパーコンピュータは自身が蓄えていた厖大の電圧を誇る電流を一気に起こし、雷鳴のように轟かせては2人に放ったのだ。

稲妻は矢のように2人を穿とうとする。剣を構えたまま一旦離れたユウゲンマガンとレイラは雷を見切り、そのまま避けに徹した。

着弾地では電流が残り、音が物を言わせている。


「奴の弱点は……無い!攻撃であの鋼の鎧を削ぎ落とせ!!」


「了解しました!!」


2人はユウゲンマガンの解に従っては電流を避けながらもフィアフルに近づいた。

降り注ぐ電流。当たれば感電死も免れないであろう高圧のものを、2人は身を反らしながらも躱していく。

やがて2人は武器を携えながらも甲殻に近づき、攻撃を試みたのである。

ユウゲンマガンが力一杯込めた剣戟は鋼の甲殻に何一つ傷付かずして、彼女は苦い顔を浮かべた。

此処でレイラが口で笑みを浮かべながら、何処かで見覚えがあるような爆弾を取り出したのだ。


「レイラ、其れは…?」


「国際フォーラム爆破の際、余剰として残った爆弾です。私が盗んでた、って表現が正しいのかも、です。

―――派手に行きますよ!見てて下さいね!!」


レイラは爆弾を着火させ、そのままフィアフルに投げたのだ。

2人はすぐさま離れたと同時、爆弾は勢い凄まじく煙を上げ、火の粉を撒き散らした。

鋼鉄の鎧は一瞬にしてマグマのように溶ける姿が朧げにも微かに見える。

煙が消えた其処には、鋼鉄の鎧が打ち消え、中枢機械部分が露呈したウル・ネビュラ=フィアフルの晒けた姿があったのだ。


「―――悪いな、もう直にお前は倒される」


ユウゲンマガンはすぐさま剣を構え、中枢神経が露呈したフィアフルに剣先を向けた。

そのまま彼女は一気に近づく。だが、そうはさせまいとスーパーコンピュータは反撃を試みる。

まるで閃光のように近づく彼女を止めるべくして、ホーミングミサイルや本物の火炎放射器などを用い、撃退を狙った。

だが閃光はそれらを受け付けない。俊敏にして、姿は残影を残す。

電光石火の勢いは最早、フィアフルに止められる術など存在しなかったのだ。


「終わりなき閃光……喰らえ!!これが人間の力だ!!」


その瞬間、鋼鉄の要塞に一筋の閃光が貫いた―――。


「ぐあああああぁぁぁぁぁぁ――――――………!!!」


◆◆◆


とてつもない閃光が覚め、倒れていた2人が視界を明らかにした時、2人の前には天真爛漫そうな1人の少女が立っていた。

其れはユウゲンマガンやレイラが恋い慕っていた、あの懐かしい顔そのものであったのだ。

新品のスーツ服を纏っては、礎の翼を構えて。端麗な笑顔が、過去の脳裏と一致させて。


「……お久しぶりだね」


「…サニー、お前なのか」


彼女は元気な笑みを前面に押し出させては、2人に近づく。

その顔、姿、影……全てに懐かし身を覚え、不意にレイラの目頭が熱くなったような気がした。

何の為に戦い、あの世界で剣を振るい、銃弾を撃ったのか。その意味が今、報われようとされたのだ。

無鉄砲な、無意味な闘いでは無かった。過去への妄執、煩悩、ありとあらゆる世俗に附属する幻影を今、取り拭ったのだ。


「……ふふ。私だよ、サニー。2人なら、アイツを倒せると信じてたよ」


疲弊仕切った2人に両手を差し伸ばす彼女。

其れに甘え、ユウゲンマガンとレイラは片手づつ借り、ゆっくりと立ち上がった。

白地の世界からフィアフルの姿はまったく無しに消え、代わりにサニーが笑顔で立っている。

再会に涙を記憶しながらも、何処か超常的な展開に不思議ささえも覚えた。


「私は…世界をスターの手から救った後、自分が行ってきた惨めさを痛感した。

それで、同じ病を患っていた本当のユウゲンマガンの手を借りて、共に私はこの世を去ったんだ。

でも、私は知らなかったよ。…ユウゲンマガンが、クローンのインジケーター開発にハッキングして、偽の分身を作ってたなんて。

だけど、その分身が本物のようにも思える。……流石は社長、技術力は一番だよ。

私は世界に申し訳なさを感じていた。大暴れして、多くの人の命を奪い、そして多くの被害を与えた事。ゼラディウスだけじゃない、内外関わらず、色んな人に被害を蒙らせたコト。

私は私自身考えて、また過ちを繰り返してしまったんだ―――」


サニーは急に重たい顔を作っては、項垂れた。

2人は彼女の急な変化に驚き、戸惑っていた。サニーは何か彼女たちに謝罪しているかのようにも捉えられる。


「……フィアフルを"演じてた"のは、私の嘆き、後悔、憎悪……。…旧東方重工製のスーパーコンピュータを、私が幻と言う形で蘇らせたんだ。

この世界は私が生み出した、私の記憶。…謂わば、私の心の中。2人に来て貰ったのは、私が呼んだからなんだ。

―――私が私なりに模索した結果、人間は世界にとって邪悪なものだと思った。

だから機械変革を起こして、人間を消し、原始時代へ回帰させること……其れが世界の欣びだと勘違いしてた。…2人に止められるなんて、ね……ははは…」


「お前がフィアフルを演じてたのは…お前なりの結論…。

……お前が世界に抱いていた申し訳なさを伝えるべく、機械革命を起こそうとしたのか……。

―――なら、ハッキリ言ってあげないとな。…お前は間違ってる。別の謝り方があるはずだろう?」


「……流石、私の迷いが消えた気がしたよ。

私と言う、私の嘆き、懺悔、憎悪が独立して生み出したフィアフルなんて、所詮は支配欲の藻屑だったのかもね。だから、本当の私やスター、そして社長に…リジュマイオニー病なんて病気を患わせたのかもしれない。……インジケーター開発で怯えていた、影の私が。

……私は囚われていたんだ、世界に。……本当の悪者、それは紛うこと無き―――未完成の感情だったんだね」


彼女がそう言った時、ユウゲンマガンとレイラの姿が徐々に消えつつあるのを、2人は気が付いた。

消えつつある自身の肉体に、どうしていいのか分からない迷いが生まれる。しかし、サニーは…否、サニーの嘆き、後悔、憎悪の感情はただ笑っていた。

自身が過ちを犯してしまったと言う事、その事実に気づかせてくれた2人への想いを抱いて。

涙腺を静かに描く彼女に、つられてユウゲンマガンも目頭が熱くなってしまった。レイラは既に悲泣の声を上げている。


「また……会えるかな」


「私たちはまだ会えます!!そうですよね、社長!?」


泣きじゃくるレイラを慰めながらも、俯いたままユウゲンマガンは―――静かに解を出した。

その解は……確実な答えでは無かったが、最準化された答えだった。


「―――また会えるさ」


そうユウゲンマガンが言った時、2人の視界は再び閃光に覆われたのであった―――。


◆◆◆




―――人は未完成だ。



―――だからこそ、人は人に興味を抱く。



―――人が人である為に、人は何をしうるべきなのか。



―――人が人を保つ為に、人は何をしなくてはならないのか。




―――終わりなき閃光を、此処に結びて、永遠に刻もう。




―――機閃の騎士、アーティファクト・リターンズ。



―――ARTIFACTS RETURNS:TOHO FANTASY Ⅵ



ARTIFACTS RETURNS:TOHO FANTASY Ⅵ完結です。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

最後が滅茶苦茶過ぎたので、補足として数回で打ち切る予定が此処まで伸びてしまいました。

しかし、今回も最後が未完成と言う……。


そして自分はいつも暇なので、いつも合う戦闘曲を考えたりしてます。

〇通常ボス

→クリムゾンブリッツーLRFF13

〇ルイズ・パチュリー戦

→ブレイズエッジーFF13

〇十六夜咲夜&リリカ・プリズムリバー戦

→動乱のエデンーFF13

〇ルドルフォン・シリウス・フィオムアンデライト3世戦

→神の愛を誉れとせよーLRFF13

〇ウル・ネビュラ=フィアフル戦

→至高神ブーニベルゼーLRFF13


機械がラスボスを務めたのは多分、今回が初だと思われ。

中島敦の「山月記」、「文字禍」、二葉亭四迷の「浮雲」の影響を受けているのは分かる人は分かるハズ。

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