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プロローグ

―――彼女が悲劇のヒロインとして名を広めるのは、容易い事であった。

ゼラディウス凾渠にその身体を流した、哀れなる淑女の死はマスコミを通じて世間に広まり、やがて彼女を神聖視するような見方も出てきた。

インジケーターの開発者にして天才たる科学者の尊厳は、世間に聴許されたのだ。


あの時から1年が経過し、無政府状態であったゼラディウスにアルカナ党のルナチャイルドが大統領として就任、暫定政権を手に入れ、混沌の世は静まったかのように聞こえた。

しかし、経済を支えていたプロメテイア・エレクトロニクス社の消滅と幾多もの国を侵略したゼラディウスに於ける信頼は消え、貿易大国としての名を失った。

そして彼女は最期を不可思議にも、泡沫うたかたの流れに消えゆく無常感と為り得たが、其処に立ったのは1人の人物であった。


―――彼女は通称、「何でも屋」として…新たな職に接したのである。

その時、彼女は英雄が歩んだ"軌跡"を―――知ることとなったのだ。



挿絵(By みてみん)

↑この小説で頻繁に登場するゼラディウス高速臨海鉄道の駅一覧。

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