表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

しるし2(詩集)

ホワイトボール

作者: さゆみ

時間ときが投げてゆくホワイトボール

ほら今もそこに転がってる

ほろんと崩れて中から飛び出す

鳩、花、紙幣、アーモンド

赤色ウサギがジャンプ


ボクが拾ったもの

いっぱい

マシュマロ、水玉、小枝、リボン

青色キリンが雲からハロー


ボクが投げつけたホワイトボール

しょぼんとしぼんでく

カラカラだった

何にも入ってない

うまれなかった

なあんにも

にゃい

ぶちネコがぷい


すきだよ

だいすきだよ

投げても投げても

カラカラ

空っぽ


拾ってばっかりで

キャッチしなかった

ホワイトボール

キツネのしっぽ、湯たんぽ、クッキー、汗

拾いそびれたら

煙りにまかれて消えてゆく

みんな消えてゆく


もうボクは拾えない

重くて重くて

もうボクは投げられない

軽すぎて軽すぎて

もう

なあんにも

にゃい





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 拝読いたしました。 リズム感が非常にいいですね^^ 童話のようなファンタジーのような詩です。 奥深いテーマも感じられ、ここから長編が1本書けそうですね^^ いつも素敵な詩をありがとうござ…
2014/02/24 23:56 退会済み
管理
[一言] さゆみ樣 さゆみ樣、読ませ頂きました(*^▽^*) にゃ~んにもにゃい← 蘭ちゃんの頭の中みたいですね~何か?! (笑) なんだか寂しい感じが伝わって来ました←(相変わらず感想下…
2014/02/23 18:05 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ