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幽体離脱の反乱。

[第5話] 幽体離脱の反乱。


私は、いつから放置していたのか忘れるくらいバカンスを楽しみ過ぎて、夢美Bの事を忘れていたのだった...。

「でも、存在としては自分と同じだから気にすることはないよね...?」

「今更だけど、夢美Bを休ませて立場を逆転させたい...」

しかし、注意事項を破ったから戻すなんて無理かもな...?

「戻せないなら、このままでいいや...!」


私は本当に都市伝説の言う通り、独り歩きするのか自分の目で確かめようと考えた...。

そんなある日、私は普通に仕事に向かう...。

だが、出社しようと歩いているといつもと雰囲気がと違う...。

前方に夢美Bが明らかに職場へ向かって歩いているの姿が...!

やはり独り歩きは本当だったんだ!

本当は夢美Bに休んでほしいのに今は伝える事は物理的に無理かもな...?

独り歩きだから、すでに私のコントロール下には無い........。

やはりアニメみたいに裏切られるのか...?

でも、存在自体は私と一緒である事に変わりないんだから、世間的には問題無いと思うだけど、私自身の立場が危うく感じるんだよね...。

だから、私の知らない所で妙な事をしでかさないか心配でならない...。

そんな心配をよそに夢美Bは職場には寄らず、通り過ぎてどこかへ姿を消したのであった...。

もしかして下見か...?

とりあえず明日の行動が心配だ。

「どうしようかな...?」


ある日、帰宅して風呂に入り、テレビをつけると、インタビューを受ける自分の姿が!!

取材された覚えないんだけど...?

次の瞬間、恐怖を覚えた。

ニュースで売上金の不正が発覚して夢美BがTV取材を受けているのだ。

自分の事だが自分じゃない気がして、気にも止めなかった。

もう一人の事だし何とかなるだろうと思っていた。

だが、社会的には夢美がAであろうと Bであろうと夢美であることには変わりはない...。

現実には、そうも言っていられなくなり、夢美Aにも取材の嵐が........。

実は不正の内容というのが、隠れて夢美Bが売上を横領した疑惑が掛かっていたのだ。

憎しみの思しかなかったが、夢美Bを何とかしないと自分の立場が危ない。

確かに夢美Bを放置した上、負担を掛けてしまっていたから自分にも責任はあるから憎んでいる場合ではない。

しかし、その思いとは裏腹に夢美Bは知らない所で本当に独り歩きしており、存在の色が段々と濃くなっていった...。


「このまま放置しては本当に取り返しがつかない事になる...」

私はすでに窮地に立たされた...。

果たして生き残るために夢美Aはどんな選択をするのか?

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