13.ボツにした素人作品④のプロット?
今回は、前回投稿した『ボツにした素人作品④』のプロット(?)みたいなメモ書きを投稿します。
ボツにした作品のプロットを、スマホのメモ帳に残しておくのも意味がないので、こちらに載せて削除します。
余談ですが、過去に載せた全てのボツ作品も、スマホのメモ帳から削除しております。
いわばこの『素人手記』は、ボツネタ整理整頓に使われている側面があるのですよ(笑)
一応プロット(?)ですので、起承転結はしています。ボツ作品④を面白いと感じた方ならば、楽しんで頂けると思うでやんす。
……若干の設定違いと、視点(?)が無茶苦茶なのは、お許し下さい(≡人≡;)
今回のプロットと、前回の『ボツにした素人作品④』を両方読んで頂ければ、短編作品として8割ぐらいは完成していると、思わなくも……ない。
筆者的には面白くないと思っていたが、面白いと言ってくれた方がいらっしゃるので、面白くない作品――とは言わないし、言うのは失礼。
面白いよ!
では、どうぞ!
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タイトル:「夢」と「10億」の天秤
【テーマ】
お金と創作の関係性。
小説を書いている人が、宝くじで高額当選したら、どうなる?
【全体構想】
小説家になりたいという夢を持っていた主人公が、宝くじの当選という出来事によって、小説が書けなくなり、筆を折り、書いていた作品を削除してしまう。
……主人公が書いていた作品に、書籍化の打診がきていたにも関わらず。
【設定】
・主人公 サラリーマン
・独身。35歳。
・小説を書き始めたのが30歳頃。
・名前 上木彰一
卯恵樹秋数
好きな仕事で食って生きたいと思い、小説家を目指す。将来的には、自分の書いた作品がバカ売れしての印税生活を夢見ている。
【起】
好きな仕事をしたいと思い、小説家を目指して小説を書いている。ランキングに載った。
【承】
買った宝くじの当選番号を確認していたら、なんと10億円が当たった!!
主人公は飛び上がって喜び、すぐに会社に退職届けを出した。
退職届けを出して2週間後には、残りの出社日の有給申請が通った。
とりあえず、当選したお金で自分のしたかった事をしまくった。
連日キャバクラに通い、上玉の女を何人も囲いながら飲む最高級の酒は格別だった。
毎日上玉の女を、高級ホテルで抱いた。
一流レストランで食事もしまくった。
そんな生活を約1ヶ月過ごした。
【転】
当たったお金で豪遊しまくった主人公。
一通りの自分がしたかった贅沢をして満足したので、小説の続きを書こうと思った。
だが……何故か書けなかった。
自分の作品をいくら読み返しても、自分が好きな小説や映画や漫画やアニメ、その他今までならネタを思いついていた行動を、何度繰り返しても、ネタはさっぱり下りてこなかった。
【結】
書いていた小説の続きを書けなくなった主人公。
10億円を全額寄付し、また普通に働き出せば、小説の続きを書けるかもしれない。
しかし、夢のためにわざわざ10億円を手放すのか?
夢と10億を天秤に掛けて考えてみれば、10億に傾くのは当然だった。
そもそもこの天秤は最初から釣り合ってなどいないのだ。10億は天秤に乗っているが、夢は天秤に乗っていないのだから。
天秤に乗れるかも定かではない。
いや、おそらく天秤に乗ることはないだろう。
この天秤はそもそも成り立っていない。
成り立つことはない。
そう半ば自分自身にいいきかせた。
そして小説家という夢をキッパリと諦める為にも、自分の作品を削除する事にした。
そして作品を削除して、アカウントも削除しようとホーム画面に戻るとメッセージが来ていた。
そのメッセージは運営からで、内容は主人公の作品に書籍化の打診がきたことを知らせていたのだった……。
そう。
天秤は成り立っていたのだ。
主人公は10億円という大金に目が眩み、天秤が成り立っていないと自分自身に言い聞かせたが――天秤は成り立っていたのだった。
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以上になります。
か、勘違いしないでよね!
別に「面白い」って言われたから、嬉しくなっちゃって、早めに更新したわけじゃないわ!
わ、私は、感想の一つや二つで、すぐに機嫌がよくなる「ちょろイン(ちょろいヒロイン)」なんかじゃないんだからね!