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僕のオリジンと言えるかどうかもわからないが、よかったら探してくだサイ。
2004年、僕は中国のコウシュウに生まれた。
本当に普通に生活をし、学校に行き、友達を作り、普通すぎて何も覚えていないほどな生活だったが、ある日、深夜であった隣の部屋(父と母の部屋)から大きな声で言い争ってるのが聞こえてきた。最初は明日の朝にまでこのケンカの波紋が残ることがないようにと思っていた。でも話をよく聞くなり、僕は寝たままの姿勢を起こしてドアの前まで行ったのかどうなのかは覚えていない。幼稚園の記憶などは鮮明に覚えているが、5年も経っていない記憶を脳が覚えていないのはプラスの感情のままいれていなかったからだと思う。「人間って嫌なことはどんどん抜けていくもんだよ」と言えるほどの嫌なことではないが、その言い争いは日本への引越しというものだった。