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3回。  作者: 重カ
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プロローグ

◎Prologue



  3回。


これは、2年前に就任した総理大臣がアメリカに訪問した回数。


これは、最近始めたアクションゲームでゲームオーバーになった回数。


これは、

笑顔の眩しい彼女に、好きだと言われた回数。


俺の青春は、狂っていた。

もどかしくて、青臭くて、それでいてどこか幻想的で。

思い返すと胸が痛いが、一生かけても忘れられない。忘れる事が出来ない。

あの日の俺の行動は、正しかったのだろうか。


いや、あいつなら笑って許してくれるだろうな。

「石田君は悪くないじゃん」なんて、不思議そうな顔をして。


ただ一つ悔やまれるのは、彼女が好きだったあの花を

俺はもう二度と見られないという事。


無残にも散ってしまったあの美しい花が、元通りになることは無い。


前が見えなくなっていた。

翻弄されていた。


きっと、俺達は操られていたんだ。


 *



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