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未だに見ぬ自分にエールを  作者: 甘味処
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出会い

春。志望高校にも合格し、また新たな道を踏み出す。アルバムや周囲の情報を頼りに、以前よりも航らしい航を演じることが自然になってきた。僕の人生の選択肢が正しいかそうではないか…今はただ流れに身を任せている。幸い、友だちとよべる友だちがいないことがせめてもの救いだ。

高校になってからも極力友だちをつくらないように努めた。と言うのも、過去のことや自分自身のことを聞かれることが嫌で、悩みの種を増やしたくなかったからだ。少しでも気が楽な状態を維持したかった…。

そんなある日、一人の転校生が入学してきた。見るからにガラの悪そうな風貌で、周囲に睨みをきかせていた。クラスメートは目を合わせまいと必死に努力している。

「鬼龍院 しょうです。よろしく。」

彼はそう言うと窓際の一番後ろの席に座っている男子生徒の前に仁王立ちし、「ここ座って良いか?」と一言。その生徒はそそくさと荷物をまとめ、空いている席へと移動する。先生もあっけにとられ、言葉を失っているようだ。

「まあ、みんなよろしくな。」と先生が挨拶をする。(それは先生のいうことじゃないでしょ~)と僕は心の中で呟く。(まあ、僕にはどうでも良いことだけど…。)







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