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夢の中は異世界!2

「あれはなんだったんだ?」目を覚ましてから最初に発した言葉がそれだった。

あんな事が現実におこるとは思えない。

しかし、すごくリアルだったのだ街の風景も街の人達、一緒にスライムを狩ったウルどれもが自分の目で見て体験したように感じられた。

「おにーちゃーん早く起きないと学校遅れちゃうよー!」

そー言いながら俺の部屋に入って来たのは妹のりなだ、毎朝8時になると俺を起こしに来てくれるお母さんみたいな妹だ。

「もー起きてるよ! 毎朝ありがとな」

「うん! おにーちゃんはりながいないとなんもできないもんねー」

「りな! 俺はそんなダメ人間じゃないぞ」

「そーかなー? それよりおにーちゃん!! 学校遅れちゃうって」

俺は布団から慌てて出ると学校の仕度を 始めリビングに行く。

「しょうちゃんおはよ〜♡ 今日も愛情たーぷっりこめてお弁当作ったから残して来たら怒だぞ♡」

「おはよーかーさん今日も相変わらずテンションマックスだね」

俺は母さんから弁当を受け取ると鞄に押し込み玄関へ向かった。

外に出ると同じクラスの龍と拓磨が待っていた。

この2人は高校に入って知り合い意気投合し、ずっと仲良しだ。

龍は少しチャラめなやつで拓磨は結構大人しめなやつだ。

拓磨と始めて会った日は今でも覚えている。

とても静かで何も喋らないかった、なので第1印象はインキャだと思っていた。

しかし、ただの人見知りだったらしい。

龍はあった日から積極的に話しかけてなてくれてすぐ友達になった。

みんなは「龍を「りゅう」と読んでしまう人もいるかもしれないが「りょうと読むらしい。

こんなところで2人の紹介はいいとしようか。

「おい!しょーたおせーぞ!なにやってたんだよ!」と龍

「すまんすまん、ちょっと寝坊しちゃってさ」

「早くいこーぜ!」

「そーだな!」

教室に入室したのは8時40分すごくギリギリだ。

8時45分までに入室しないと遅刻扱いになってしまう。

俺は今まで一度も休んだこともなければ遅刻した事もない、危うく皆勤を逃すとこだった。

急いで席につき、読書を始める。

最近俺はラノベにはまっている。

一度読むと話が面白すぎてともらない、ずっと読んでいたい。

この気持ちをわかってくれる人はいるだろう。

今日の部活も終わりヘトヘトになりながら家に帰る。冷めきった晩御飯をレンジでチンしてから食べる。

今日の晩御飯は野菜炒めと味噌汁だった。

普通の野菜炒めだが部活を頑張った俺には、すごくうまく感じられた。

きっと母さんの愛情のおかげだろう。なんちって

俺の体が消費した塩分を欲しているからだろう。

食べ終えた俺は風呂に入ってから部屋に向かう。

そしてベッドに入るとすぐ眠気におそわれ意識を失った。

「しょうた早く起きて!!」

聞き覚えのある声が聞こえてきて俺は目を覚ます。

そこはもー自分の部屋ではなかった。

見覚えのある顔が俺の顔を覗き込んでいる。

「早く冒険に行くわよ」

やはり昨日のは現実だったのか、夢ではなかったのか。

正直言って嬉しすぎる

ラノベ小説を読んでから異世界にはものすごーく憧れていた。

異世界転移するラノベ主人公が羨ましかった。

ついに俺も異世界にきたのか!

俺はベッドから飛び起き、美少女すぎるウルとギルドへ向かった。




ギルドにつくと昨日と同じように中は冒険者達で賑わっていた。

「さーて今日はなんのクエストうけようかー?」

「俺まだここの世界に慣れてないから弱いモンスターとかがいいんだけど」

「それならゴブリン5体の討伐なんてどーお?結構簡単よ!」

「じゃーそれにするか!」


俺たちはゴブリンが生息する森へとやってきた。

森に入るとすぐ数匹のゴブリンが現れた。

見た目は、身長が100㎝ほどで赤い目をしていてつり目、あと歯が鋭く原始人みたいな格好をしている。

武器は小型のナイフを持っているやつもいれば木の棒の先に尖った石を縄で縛りつけ、槍にしたり、斧みたいにしてる奴がいる。

俺たちのクエストはゴブリン5体の討伐、そこにはちょうど5匹のゴブリンがいた。

ラッキー探す手間がはぶけた。

ゴブリンは俺たちに気づくと「ウギャーー」と鳴き声をあげ襲いかかってきた。

俺は武器を構えると襲ってくるゴブリンを切りつける。

一撃でゴブリンを仕留めることができた。

「本当に弱いな!」

想定外以上の弱さだった。

でも生きた生き物を殺すのはいい気分ではない。

しかし、モンスターを殺すのをためらっていたら逆に俺がやられてしまう。

俺は痛いのは嫌いだ。

「しょうたあぶない!!ふせて!!」

突然ウルの声がする。

1匹殺して満足していた俺に他のゴブリンが襲いかかってきていたのだ。

俺は慌てて伏せるとウルの放った矢は俺の頭上を通過してゴブリンにヘッドショットしていた。

ウルの武器は弓矢、ウルはアーチャーだ。

遠距離攻撃なので俺の援護をしてくれた。

「ちょっと!しょうた戦闘中に気抜いてるんじゃないわよ!痛い思いしたいの!!」

「ご、ごめん、きおつけます」

ウルに怒られてしまった。

残りの3匹もあっさり倒すことができた。

倒したモンスターからは、何かゲットできる物があるかもしれないから見てみるといいとウルが言っていたので見てみることにした。

しかし、なにもなかったので使えそうな小型ナイフだけちょうだいして帰ることにした。

帰る最中ウルに説教されたのは言うまでもない。



街に戻った俺たちはギルドへ向かい、クエストのクリア報酬受け取りにいった。

「お疲れ様です!初クエスト達成おめでとうございます!それでは報酬をお渡ししますね!」

そう言うとギルドのお姉さんは布でできた袋を手渡しきた。

中には、一握りほどのゴールドが入っていた。

『あれ?少なくないか?紙のお金が入ってない』と心の中で思った。

それを察したのかウルが横で「まーそんなところでしょ、ゴブリンなんて凄く弱いモンスターだから1匹につき100ゴールドで、5匹討伐したから500ゴールドプラスクエストクリア報酬で200ゴールド合計700ゴールドね」

それはそうだよな、初心者の俺でもあんな簡単に倒せるんだから。

こんなんじゃ新しい武器や防具も買えなければ宿に泊まっている余裕なんてないし、リッチな食事もできない。

「ウルもう一つ簡単なクエスト受けないか?」

「ダメよ!もう日がくれそーだし、夜になると昼間寝ている夜行性の強いモンスターが出て来ちゃうの!昼間のモンスターの比にならないぐらいの強さよ!今の翔太じゃ手も足も出ないわ!」

「それじゃ諦めるしかないな、てか俺ってどーやって強くなればいいんだ?この世界にはレベルとか無いし」

「それは経験と慣れよ!たくさん実戦と経験を積めばいずれ強くなるわ!」

俺は決心した、なるべく早く強くなって強いモンスターを倒せるようになってやると、それとハーレムを作る!思春期の高校生の俺にとって、可愛い美少女達に囲まられるのが憧れるお年頃なのだ!けしてエッチな事など考えてはいない。

あーんなことやこーんな事をしたいだなんて考えてないぞ俺は!!少ししか!

1人で妄想を膨らませてニヤついているとウルとギルドのお姉さんが『なんだこいつ』みたいな冷たい眼差しで俺を見ていた。

「コホン」と咳払いをすると違う話題に切り替える。

「もとの世界って今何時なんだ?」

「えっとー6時半ぐらいかしら!そろそろログアウトした方がいいわね!」

「結構時間がたつのって早いな!それに、ログアウトってゲームかよ!」

「そー言った方がわかりやすいでしょ?この世界と翔太のいる世界の時の流れは同じだから早く感じるだけよ」

それより早くログアウト的な物をしなくてはいけない。

「ログアウトってどーやってするんだ?」

「そんなの簡単よ!ベッドで寝ればいいのよ!当分は私の家のベッドを貸してあげるから」

ありがたき幸せ!

俺たちはウルの家に向かう。

家に着くとベッドに横になり、すぐ眠りについた。


すると、毎日朝聞く携帯のアラーム音が聞こえてくる、目を開けば見慣れた天井ではなく莉奈の顔が目の前にあったのだ。




投稿遅れてすみません。

今後もしっかり活動していくので応援よろしくお願いします。

頑張っていきたいと思います!


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