ラッキー?
キーンコーンカーンコーン、5時間目終わりのチャイムが鳴る。
「はあー、やっとあと1時間だ」
次はたしか学活で、席替えだったな。
「やったー、やっと委員長と離れられる」心のなかでさけぶ。口に出したら俺は男子に殺されるであろう。
「さすがに3回目はないだろう」
判田がよってくる。
「もう響さんは、わたさねーぞ!西菅」
男子どもが獣と化した。ここで一句、ああこわい、ああおそろしや、おそろしや、きまったー。
「はーい、授業はじめますよー」
きた、運命の1時間。
キーンコーンカーンコーン、チャイムがいつもより大きく聞こえた。
「はーい、席替えをしまーす。1人ずつクジをひいてくださいねー、まず男子から」
1人ずつゆっくりひいてゆく。
「はい、どうぞ」
俺は箱のなかにてを突っ込んだ。これだぁーーーーーーー。
クジをあけてみる..........7番、「おし、ラッキーセブンだぜ」俺はつぶやく。
「次は女子ー、ひいてくださーい」
女子がひいてゆく。
「はーい、全員ひき終わりましたねー。じゃあ番号書いてきまーす」
あいかわらずテンション高いなーとおもいつつ、ただひたすら願う。となりになりませんように。
目をつぶる。カッカッカッ、チョークでかく音だけ聞こえる。
「はーい、書き終わりましたー。どうぞ」
おそるおそる目を開ける、7ばんはどこだ。さがす..........
「あった、一番後ろの窓側、いいとこいいとこ」
「西菅くん何番?」
委員長が聞いてくる。
「ふっふっふー、まずは言い出した委員長からどうだね」
「私!?私は......34番だよ」
「どこだー?うーん、お、あった、7番のとなりだね。7番だれだろうね」
なんか見たことある数字だな。うーんとどこだっ.......、はっ!!!
「またとなりかよ!!!!!!!」
男子俺以外全員振り向く。
えっ、顔どうなってるかだって?うん、男子俺以外全員..........ばけもん。
SPよんどこっかなーーーーーー
「またとなりかー、ははははははははは」
委員長少しお静かにー。
「にーしーすーがー」
男子全員こっちにきてるけどー。
「ま、待て、話せばわか.......」
「問答無用だぁー」
今日は10月1日なので、10、1事件か。
その後どうなったか言うまでもない。