悪魔のほほえみ
「はあー、だりー」
文句をいいながら俺は、いつもどうり高校へ行く道をたどっている。
「今日も、はでにやられたな」
もも姉にやられた部分はまだ痛みが残っており、あざになっていた。
「いつものことなんだから、体もバージョンアップしてくれないかな」
はあーーーー
大きいため息をつく。
「よお!」
と、そこへ友人の長王冨美江が来る。
女みたいな名前だが、男である。
こいつは俺の入っている部活、弓道部の部長だ。
高校では、一番仲がいいとおもっている。
なになに、おれにしつもん?
ラジオネーム「リア充」さんからのお便りです。
「彼女いますかー?」
率直に言います。いませーーーん!つうか募集中でーす。
「おい!なに寝ぼけた面してんだ」
冨美江がいう。
「わりーわりー考え事してて」
「なんだー?徹らしくねーじゃん」
「女かー?」
「!!!ん...なわけねーじゃん!!!!!」
「あたったー、あたったーなんかちょーだい」
こいつはどっかのおばちゃんかよ。
「徹はわかりやすいなー」
「べ..べつにいいだろう」
「まあなー、おっ時間やべえまたアフタースクールで」
「じゃあなー」
まったくあいつは、日本人だろうが放課後ぐらいジャパニーズで言えよ。
...........訂正、日本語で言えよ。
そうこう言っているうちに、我が教室についた。時間ギリギリで、いや先生もいる生徒もみんな席についている。
「はい、西菅くん遅刻です」
担任高須奈菜は悪魔のような笑みを浮かべた。
先生は30歳独身であり、今は、彼氏募集中だそうだ。一見やさしい美人のお姉さんに見えるが、怒ると悪魔に大変身。
補足 胸はでかい。
「ラスボスがあらわれたなう」
心のなかでつぶやく。
「」