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表情(かお)が無い少女  作者: ルエル
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4月 休み時間

今日は早めに頑張る!

学校に着いても一々武藤が私に絡んでくる。

「水無月さんって趣味とかあるの?」

お見合いかよ。と思いながら武藤を無視する。

「あ、ちょっと!人の話きいてる?」

「聞いてません。離れてください」

いつも以上に素っ気ないと自分でもすぐ分かった。しかしこの武藤(アホ)はそれに気づかない。

「照れちゃってー!可愛いな〜!」

その言葉に反応し、汚物を見るような目でこう言う。

「キモい」

その目と言葉がぐさっと来たのか少し静かになる。すると女子(めんどくさいの)がやってくる。なんなの?一々武藤を監視してんの?ストーカー?ストーカーのストーカーなの?

「ちょっと水無月さん!言い過ぎじゃない?武藤くんに話しかけられてるからっていい気になってんじゃねぇよ。このブス‼︎」

「あなたの方が言い過ぎでしょ」

「あ?ほんとの事だろうがよ‼︎」

「私が言った事もほんとの事です」

「嘘付け!武藤くんはキモくないから。ねー武藤くん♥️」

あんな怒り狂った様な声からよくそんな猫撫で声出るなぁ。ある意味関心するよ。

「私にとっては武藤(やつ)はキモいんですよ。それぐらい考えてください」

その言葉を発した時授業のチャイムがなる。

「ちっ!命拾いしたな。後でボコボコにしてやる」

「あの人何しに来たの?」

そんな事を考えているうちに授業が終わりを告げ、1人の女子が近づいてくる。

「水無月さん。さっきは大丈夫だった?大変だね」

「いや、そんなに大変な訳では」

「ねぇ、私と一緒にトイレ行こっ!」

トイレ行こっ!ってマジで意味不明。なんなの?一緒にウ○コでもすんの?

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