4月 下校
SW祭開幕ですね‼︎
クラス全員の自己紹介が終わりしばらくしてチャイムが鳴る。
「みなさん。気を付けて帰ってくださいね〜。それではさようなら〜」
担任がそう言うと静かだった教室が喋り声やイスを引く音などで賑やかになる。しかし、今年はいつも以上にうるさかった。
「武藤くーん!一緒に帰ろ〜♥️」
女子が精一杯声を可愛くして武藤とかいうやつに近づく。
「(あー学年1人はよく持てるやついるよね。そいつの近くの席っていろんな人が来るから嫌でしかない。てかなにが武藤くん一緒帰ろだよ。あいつ去年同じクラスだったけどあんな声じゃなかっただろ気持ち悪い)」
そんな事を考えながら私は教室を出る。そんな時
「ねえ、水無月さん!」
その声を聞き私は振り返った。そこには武藤が居た。
「もし、良かったら僕と一緒に帰らない?」
「えっ嫌です」
いつも通り素っ気ない態度返す。女子の視線を痛く感じるが気にせず校門へ向かう。
「………やっぱり……違う」
「え?」
小さな声で言われた言葉はよく聞き取れなかったが’違う’という単語はよく聞こえた。その言葉は私を悩ませた。
恋愛物難しい(−_−;)
恋とかはっきり言ってあんま興味ないから難しい(−_−;)