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表情(かお)が無い少女  作者: ルエル
11/14

4月 気になる

サブタイトルを「私、気になります!」にしようとしたけどさすがにダメだと思った

その日は武藤と別れ家に戻った。

「武藤ってあんなこと考えたりするんだなー。ちょっと意外」

武藤についてよく分からない。そりゃそうだ。私と武藤は会ったばかり。色々知っている方がおかしい。

「………もう寝よ」

私は部屋の電気を消し、目を閉じた。

次の日。準備をし終えた私は学校に向かう途中で色々考える。武藤が言った`めんどくさい`という言葉、あの言葉はどう捉えればいいのだろう。武藤は女子が好きか嫌いか、嫌いならあんなに自然な笑顔はすごい。尊敬できる。

「私なんかと大違い」

ボソっと呟いた言葉、過去に囚われてる私とは違い、武藤は過去に何かあっても前を向き続けるだろう。そんな武藤を、尊敬し、同時に嫉妬する。

「おっはよー‼︎水無月さん!」

「えっ⁉︎あ、おはよう、武藤」

「大丈夫?暗い顔してたけど」

「ああ、ちょっと昨日の事考えててね。ねぇ、あなたって女子が嫌いなの?」

「女子?俺の顔に群がる女子は嫌いだけど、それ以外なら好きだよ!むしろウェルカム‼︎」

「………………………」

初めて武藤が武藤でちょっと安心した。

女子が好き。むしろウェルカム‼︎


イケメンだからこんなの言えるんだよ(嫉妬)

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