10/14
4月 笑顔
そういや、スマホ買いました。
現在
「水無月さん。大丈夫?」
「えっ?だ、大丈夫よ。そういえば武藤のことで気になる事があったの」
「何?」
「私達が初めて会った日であなたが’違う’って言葉が聞こえたんだけどそれはなんだったの?」
その言葉を聞いた瞬間、武藤の顔から笑顔が無くなった。
「なーんだ。聞こえたんだ。そのままの意味だよ。君は周りの女子と違う。ただそれだけ」
その言葉を私はあまり理解出来なかった。テスト学年で5位以内はいつも入るのに分からないのは悔しい。
「’違う’ってどういう事?」
「簡単な事さ。周りの女子みたいに変に声を出したりしない。まとわりつかない。こういうのってほんとめんどくさいんだよ」
普段の武藤からは想像出来なかった。
「なるほどね。私は基本的にそんな事しないから。だからあなたが私を気に入ったのね」
「そーいうこと。だから、俺と付き合って!」
武藤はいつしか笑顔に戻っていた。武藤の笑顔はとても懐かしく思えた。
「却下」
黒い武藤くんは黒藤って読んだげて