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表情(かお)が無い少女  作者: ルエル
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4月 笑顔

そういや、スマホ買いました。

現在


「水無月さん。大丈夫?」

「えっ?だ、大丈夫よ。そういえば武藤のことで気になる事があったの」

「何?」

「私達が初めて会った日であなたが’違う’って言葉が聞こえたんだけどそれはなんだったの?」

その言葉を聞いた瞬間、武藤の顔から笑顔が無くなった。

「なーんだ。聞こえたんだ。そのままの意味だよ。君は周りの女子と違う。ただそれだけ」

その言葉を私はあまり理解出来なかった。テスト学年で5位以内はいつも入るのに分からないのは悔しい。

「’違う’ってどういう事?」

「簡単な事さ。周りの女子みたいに変に声を出したりしない。まとわりつかない。こういうのってほんとめんどくさいんだよ」

普段の武藤からは想像出来なかった。

「なるほどね。私は基本的にそんな事しないから。だからあなたが私を気に入ったのね」

「そーいうこと。だから、俺と付き合って!」

武藤はいつしか笑顔に戻っていた。武藤の笑顔はとても懐かしく思えた。

「却下」

黒い武藤くんは黒藤(こくとう)って読んだげて

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