表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

アラフォー冒険者、地下室を見つける

 草刈りを続けていくとこの庭の本来の姿がうっすらとだが見えてきた。


 まず薬草畑が2箇所あった、先に見つけた薬草とはまた違う種類の物だ。


 そして、花壇があり花が植えてあった形跡があった。


 また畑らしき場所もあり、敷地内の半分は畑になっている。


 貴族の家がどんな感じなのかはわからないがもっと綺麗な物ではないか、と思っている。


 綺麗な花が植えられた花壇だったり、無駄に豪華な装飾品があったり……。


 でも、この城は畑が多い、つまりこの城の元々の主は貴族ではない、という事だ。


 貴族じゃない者が城を持つ事が出来るか、という疑問があるが多分何かしらの功績をあげたのかもしれない。


「もしかしたら記録が残っているかもしれないな……」


 そんな事を考えながら草刈りをしていると地面に違和感を感じた。


「なんか膨れてるな……」


 俺はあえてその膨らんでる部分を踏んだ。


 カチッという音と共に地面に穴が空いた。


「うおっ!? まさかの仕掛けがあったとは……」


 こういうのはダンジョンによくあるトラップだが穴には階段がある。


「下に何かあるのか……」


 俺は躊躇する事は無かった、冒険者としての本能かもしれない。


 念の為に松明を用意し俺は階段を下っていった。


「結構奥まであるな……」


 そして、漸く木の扉があるのを見つけた。


「鍵はかかって無いな……、よし開けるか」


 ギイィィィという音と共に扉を開けると中は研究室になっている。


 そして、部屋の奥には棺みたいな物が置いてあった。


「棺……?」


 俺は恐る恐る棺を開けてみた。


 そして絶句した。


 何故なら棺の中には少女が眠っていたからだ。  

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ