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アラフォー冒険者、城に着く

 1週間後、再び不動産屋に行き書類上の手続きをして金を払い城の鍵を貰った。


 地図を受け取り不動産屋を出た俺は宿屋に戻り荷物を纏め主人に礼を言って宿屋を出た。


 そして、歩いて地図を頼りに新しい住居となる古城へと向かった。


 古城は街を出て森を抜けた先にあった。


「う〜ん、かなり荒れてるなぁ……」


 門の前に来て中を覗いてみたが所謂中庭らしき所は草ぼうぼうで明らかに今まで放置されていた事がわかる。


「まぁ、時間はたっぷりあるしゆっくりやるか」


 俺は鍵で門を開けて中に入った。


 雑草を踏みつけ玄関に入り城の中にやって来た。


 城というからやはり広い、ていうかやっぱり広すぎる。


 そして、俺が持ってきた荷物が明らかに少なすぎた。


 なんせ冒険者はいつ命を落とすかわからない仕事だ、荷物も最低限の物しか持っていない。


「家具とか買わないとダメだな……」


 とりあえず城内を散策する事にした。


 城は2階建てで2階が主にプライベートルームが多い。


 1階は多分兵士とかが使っていたんだろうか小部屋とか物置が多い。


 で、2階は会議室とか謁見の間とか執務室らしき部屋がある。


 2階から外に出てみると森を抜けて街がよく見える。


「景色は良いなぁ……」


 改めて今日からここが自分の家である事を実感した。


 とりあえず今日は疲れたから寝る事にした。


 寝室はあるのだが当然ベッドは無いので寝袋を用意して就寝した。


 こうして新居での最初の夜を過ごしたのだった。 


 

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