あの山へはまだ
いつもわたしは守られていた
槍のように
長く細くて手がかりもない
その穂先で君が一人佇んでる
不意に落ちてくその時まで
いままでは
君の視線の先を気にしてた
自分以外の誰かを見ていると
きゅって胸が苦しくなった
夢みたいに
君が傍にいてくれることを
どこかで他人事に思っていた
自分の好きだけに酔ってた
永遠はない
どんなことも終わりはある
それぐらいのこと分かってる
でもこんなのは望んでない
欲張りだよ
だから今も自分の都合だけ
でも楽しいだけじゃないから
苦しみもあってこそでしょ
だからと言って
今度はわたしが守るなんて言うことは出来ない
わたしに出来ることは少ない
選択の結果が見守るだけなんて
わたしらしいと言えばわたしらしい