さみしさと恋心
雨が降り続く今夜は
どれくらいの寂しさと
どれくらいかの勇気が
この部屋の中を交差するんだろう
べつに気にしなければいいことなんだ
キミのこと気にせずにいられればいいだけのこと
雨が降り続く前から
そんな感じで過ごしてる
あなたに返す恋心
約束はしないし
いますぐに用意できるものでもないけど
今度、雨が降ってきて
キミが傘を差す前に
僕はいったい何ができるのだろうか
たとえば、
僕が差し出した傘に
キミが戸惑いもなく入ってきたり
僕が言葉をかけたら
キミは何のためらいもなく笑顔でいられたりとか
それは
ほとんどが空想の出来事
現実として
勇気ばかりが先行することはないんだろう
雨が降り続く今夜は
いったい、どれだけの寂しさと勇気が
僕のココロの中で
交差するんだろう
その他の思いとかは
そこに交じって
寂しさから脱け出していられるのだろうか