表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
9/85

どこか行かない?

戸部再会した放課後鞄に教科書などを詰め込んでいた時、お馴染みの明と琴羽がやってきた。それはいつもの事だけど。


「結心結心、どこか寄って行かない?」


琴羽の横で肩竦める明……明が竦めると言う事は止まらない訳だ。


「これから私用で、行けない」

「そうなんだー………私も着いて行く」

「はぁ!?」


今なんて言った!?着いて行くって……俺は構わないが、簡単星見は大丈夫だろうか。明なら、大丈夫だろうが琴羽がな……でも、戸部とも仲良くなっていたからには大丈夫なんだろうが。

明の方も見て見るが口パクで『諦めろ』。そうか、諦めるしかないのか。


「相手にも聞いてみないと分からないから取り敢えず聞いてみる」


昨日教えてもらったlineに入れておいたが、すぐに返事が返ってきた…そこはもう少し遅れてくれ。星見的はいいそうなので連れて行く事になった。

天文部室に寄ってから望遠鏡が入った箱持ち、屋上へと歩いた。それはいいんだが、二人ともせめて手伝ってくれてもいいだろ。

屋上には体育座りで空を見上げる星空がいた……。


「ゆっしん、来た……………後ろの二人誰?」


お互い初めて会うので先に幼馴染みの二人を紹介した。まぁまぁ、普通の紹介だったと言っておく。


「ん、覚えた…アッキーに琴羽」

「なんで私だけ普通なの!?」

「あ…アッキーだと!?」


琴羽はともなく明を動揺させたのは驚いた…明は動揺する事がないから、星見スゲー。

望遠鏡の設置は星見の監督の元組み立ててみた…興味はあったから、頼んでみたが一言「いいよ」だった。組み立てるのが面倒なだけじゃないよな。


「やっぱり冬の方がよく見えるだね!」

「私はそう思う…空気も澄んでるから」


星見と琴羽が仲良くなってるのは予想外だった…仲が良いのは大歓迎だが。


「なるほど、こうゆう構造になっているんだな」


明は望遠鏡の仕組みを感心しながら、後ろから見ている。設置は終わって、細かい調整してるだけなんだが。


「ちょっと手伝おうか思わないか?」

「素人がやるのは危険だからな」


俺も素人なんだけどな!それをグッと堪えておいた。


「次からは手伝ってやるから安心しろ」

「次って……また来るのか?」


顔を星見たちがいる所へ示した。


「真那、また来てもいい?」

「勿論、いい。琴羽とはまた喋りたい」


明に肩に手を置かれた………うん、言わんとする事はわかる。まぁ、星見は友達は少なそうだから友達出来るのはいい事だよな。

次回予告

結心「琴羽と息が合ったようだな」

星見「…かなり…。でも相楽出版社の令嬢とは思えない」

結心「それは言わぬが花だ…令嬢とは思えない普通の女子高生だな」

星見「…凄い友達。次回予告『不思議な人』」

結心「それはどっちの意味で?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ