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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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私の初恋

………私の初恋? それはもう明だって決まってるよ。柚希、愚問だねー。

あー、でも幼稚園の頃じゃないね。いや、恋してると気付いたのがね。

そういえば柚希知らなかっただね、私の初恋がどんなのだったのが。気になる?……………うん、やっぱり気になるだね。それが私だからって……なんか気になる言い方だけど、まぁいいっか。


明や結心とは幼馴染みで親同士も仲がよかったから、いつも一緒にいたよ。幼稚園の時に「明くん好きー」とかよく言ってたな~。幼稚園な頃から明はよく絵本を読んでて私にも読み聞かせてくれたりしてくれた。結心はだって?元気に遊んでたね、明を無理やり連れて行ったりして。それには私も追い掛けて遊んだよ。

あの頃はよく好きとかの感情は分からなくて言ってたし、微笑ましいよね。


それも小学校に入学してからも変わらなかったけど、学年を上がる連れて物心も育っていくから他の女の子も明に恋心を抱いたりして始めてね。私はまだだったよ。

それでね、美少女で………ほら、疑問を持たない。美少女、実家がお金持ち、格好いい幼馴染みがいると周りの女の子からどんな風に 思われて、どんな事されるか……女の子でもある柚希なら簡単に分かるでしょ。


うん、いじめを受けた……敵対しない女の子もいたけど、いじめは酷かったね。

上履きを盗んでドブに捨てられたり、画ビョウを入れたり、体操服と一緒に落書きされたり、ノートを破られたりしてオンパレードたった。だから柚希そんなに怯えないでよ。いじめはね、男の子よ女の子の方が陰湿なんだよ。

落書きや破られたのを見た時は明は冷静だったけど、結心は大激怒だったよ。


その度に結心は私を気を使ってくれたり、色々してくれたけど………明はね、ただ冷静に慰めてくれた。それでなんで結心に惚れなかったかって。それは最後まで聞いてね。


それも小6になった時にそれが起こったんたんだよ。

いじめで挫けそうになって一人校舎裏で泣いていた時に廊下から話し声が聞こえてきた。それ明といじめの主犯格の女の子だった。

その女の子は明が好きで私からいじめられてる上に私へのいじめは自分でやってるや明が好きとか言ってた……あれは悲しかったな。明まで盗られるだと思って。

でも明は違った。「あいつはそんな事は絶対しない。正々堂々と真っ向勝負する!」って言い切った上に私へのいじめを責めてくれた。その時に私の心臓が激しい動悸と明は信じてくれたと分かってたと嬉しさやよく分からない感情が溢れて…………それでこれが好きっていう感情なんだとわかったんだよ。

にゅ、慰めてくれた結心もいたって………元から男の子って意識してなかった。ただの幼馴染みって感じ。

次回予告

蛯原「そんなエピソードがあったですね」

結心「それで琴羽が明に惚れただけど………明は明で幼馴染みがいじめられてるのに静かに苛立ってただけどな」

蛯原「袖中先輩が相楽先輩へ真剣に怒る所は見ないですから」

結心「なんだかんだで明も琴羽の事が好きだっただろうな。次回予告『だ……大丈夫か?』」

蛯原「本人は認めなさそうですね」

結心「そうだな」

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