残念
翌日になって、学校通い授業を受けていた。学校の授業と家で足りている。それでも学年トップまでいかず上の下の所にいつもいる。まぁ、明は学年トップなんだけど。
やがてお昼休みとなって三人で食べた後気紛れに中庭に出てきた。
6月だというのに梅雨に入っているというのに空は晴れて、空は青い。
「梅雨だとは思えないな」
中庭を歩いていると見覚えがある女の子…星見がベンチに座り膝の上は置かれた小さなお弁当箱を見つめていた。
誰かを待っているのか?………暇にしてそう思えたから近づいた。
「よっ、星見…誰か待ってるのか?」
「………ゆっしん、昨日ぶり」
「ゆっしん…俺の事だよな…」
そう言って確認してみたが縦に首を静かに頷いた。なんか変なあだ名を付けられてしまった。
「友達を待ってる」
所々話していてわかった。中庭に来たのはよかったが、友達の方がお弁当を忘れてたみたいで取りに戻っていたので、座って待っているみたいだ。
「ゆっしんもお昼ご飯?」
「残念、もう食べ終わった後だな」
そう言うとちょっと残念そうに表情して、つい可愛いと思ってしまった。
「友達が来るまで話せる?」
一緒に食べれなかったら、せめて会話をしたいようだ。断る理由もないので了承して、横に座らせてもらった。
「「……………………」」
何を話す事もなく…ただ無言が続いた。正直気まずい……星見は自分から話しにいく性格だから、俺からいかないといけない………だが…だが、話題が見つからない!
「そういえば、昨日見えた望遠鏡って学校のか?」
「そう、部活の備品。
そしてあの望遠鏡はスペースワンダービューDG-T003。
225倍で宇宙を堪能できる本格的天体望遠鏡。22倍・112倍でバードウォッチングや地上観察、月・火星・木星や土星・星雲などの本格的な天体観測にもできる」
凄いしゃべるな!さっきまでの口数少ないのはどこにいった!そして、詳しいな!
「と説明書より」
「説明書かよ!」
さっきの尊敬を返してくれ! 説明書から読まれてたのわかって、納得した! 星を詳しくないのに望遠鏡が詳しい訳がない!
「でも、何にそこまで星に情熱があるんだ?」
「…星はきれい。様々な星があって、ひとつひとつの光が地球に届くまで何億光年掛けてくる。それがとてもきれい」
それを語る星見は本当に星が好きなんだ。好きなのがあるのはいい事だ……それに向かって頑張れる。
「あれ~、真那、誰と話してるのー?………坂雪先輩?」
次回予告
作者「くっ、それぞれまだ会ってないから次回予告コンビが組めない」
ハル「だからと言って、前作品の僕を出さなくても」
作者「次回予告コンビがいないだから仕方ないだろ」
ハル「うーん、仕方ないのかな?次回予告『後輩』」
作者「うん、相当慣れてるね」
ハル「ずっとしてたからね」