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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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文化祭2

今回は戸部柚希視点で

高校に入学して初めての文化祭、活気があって楽しいよね。真那ちゃんと回っていたんだけど、案内図を見てたら気付いた時には姿がなかった。

坂雪先輩の所にいるのがわかって一安心したけど、別の意味だは安心出来ないだよね。


「鈍い二人だから進展はないと思うかな~」


先輩が待っている場所に行こうと足を出したら窓から中庭で止まってる琴羽先輩が見えた。紙を持ってるから外回りだね。男の人に声を掛けられてる………にゃるほど、ナンパされてるだね。


「琴羽先輩~!」


お世話になってるから助けて上げよう……ついでに坂雪先輩に付きだそう。


「柚希~、あれ一人?」

「おっ、この子も可愛い」

「丁度、揃ったから回ろう」


坂雪先輩から可愛いやお誘いなら断らないだけど、と言うか坂雪先輩以外に興味はない。


「真那ちゃんとはぐれたんですよ」

「なら、一緒に結心の所に行こうか」

「はい」


颯爽と歩いて行く琴羽先輩の後を追って私も歩いた。ナンパをしてきた(ウザイ)はちょっとだけ固まってから追ってきた。

「なんでも奢るから回ろう」とか言ってきたけど琴羽先輩と一緒で聞き流してたが、ついに一人が強引に琴羽先輩の肩を掴んで振り向かした。


「せめてお茶一杯くら「はぁ?」………………すみません」


スゴスゴと引き下がっていくナンパ男たち(若干憐れ)。まぁまぁ、あの琴羽先輩の顔を見たらそうなるよね。私も怖かったもん。あの絶対零度の目が……。


「琴羽先輩、本当に袖中先輩以外に興味ないですね」

「私は明だけいたら十分だからね」


その気持ちは凄くわかる!私も坂雪先輩がいれば十分!


「でも、中学でも袖中先輩を死守してましたよね」

「ライバルは多くても幼馴染みを舐めないでもらいたいさ!」

「手段は?」

「ライバルたちの前で明とベタベタとした!」


この人怖すぎだよ!そしてとてつもなく(むご)いです!その光景を見せられるライバルたちの目の光が無くなっていっただろうな。

坂雪先輩から「琴羽は怖い」をよく聞いたし、その怖さも知ってたけどこの話は別格で恐ろしい。

明先輩、頑張って琴羽先輩がヤンデレにならないように祈っておきます。

次回予告

結心「遅いな」

星見「……たぶんナンパされてる」

結心「……もしそうなら助けに行かないと」

星見「大丈夫…琴羽も一緒だから」

結心「なんでそんな今回分かるだ?」

星見「…窓から見える。次回予告『結局揃って』」

結心「……見えるな、琴羽が一緒なら平気か」

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