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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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文化祭準備中

言い訳いいですか、携帯が壊れて投稿出来なかったです。代わりの携帯は面倒なので貰ってなくて余計に投稿出来きませんでした。

新しく…同機種が来てようやく投稿しました。

ガヤガヤと賑わいを見せ始めている。文化祭が近づいているせいでもあるんだが。そう言えば父さんや母さんも文化祭が賑やかになっていたと言っていたな。


「結心、ほらサボってないで働く!」


教室の窓からせっせと動いている下級生たちを眺めていたら、メイド服を着た琴羽が仁王立ちでいた。

なんでメイド服というと文化祭でウチでする模擬店がメイド喫茶だからだ。


「いや、正直メイド喫茶なんだからメイドたけで十分だろ」

「結心、甘い甘い過ぎる!メイドだけで十分じゃない!」


ハァー、メイド喫茶なんだからメイドは必要だろうが…。


「だからって執事までいらないだろ!」


俺は執事服を着たまま琴羽をツッコミを入れた。


「どこから調達してきたんだ?」

「何って実家からだよ」


だろうな……このブルジョアが!というかさすが大手相楽グループの令嬢だよ。


「でも、明はノリノリで着てるよ」

「仕事と言って自分を無理やり納得させてるだけだろ」


クール系イケメン執事として着こなしていた。あとクラスの女子にキャーキャー言われながら携帯で写真を撮られている。


「……嫉妬はしないのか?」

「仮面被ってるモードだから大丈夫」

「あっそう」


嫉妬されたなら明が大変な目にあうからな。主に目の光をなくした琴羽が明を追い掛けるという。手に危険なモノを持ってないけど。


「そうだ、真那の所何するか聞いた?」

「いや、聞いてない」

「プラネタリウムだって……クラスメイトの大半が賛成だって」


……………その案は絶対に星見からだよな。そして同調したクラスメイトは面倒だからだろ。

その理由は分からない事もないが……。


「その賛成の中に戸部も入ってるだろ」

「うん、入ってる」


それも予測出来てた。中学時代も部活の出店も他人の案に賛成していたからな。今回もそうじゃないかと思ってた。


「たまには自分の意見も出してりして欲しいな」

「……うーん、結心が出してたら即賛成すると思うよ」


ボソッと呟いた琴羽の言葉は小さ過ぎて聞こえなかった。

次回予告

琴羽「明、似合ってるよ!」

明 「……個人的には嬉しくないな」

琴羽「私の執事になってよ」

明 「断る!次回予告『文化祭』」

琴羽「ガーン!即答!?」

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