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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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文化祭のテーマ

今年もやってきた文化祭…出店決め……正直気が乗らない。一年の頃は飲食系が禁止で展示の方になった。

その際、琴羽に馬車馬の如く働かれた…明も一緒だったのは言わなくてもわかるだろう。

クラスの委員長が仕切って案を纏めている。


「去年みたいな事が起こるのかな?」

「……何をするかによって決まるだろうな」


だよな……せめて展示だけは避けたいが、飲食店も苦労するだろうがシフトが組まれるだけマシだ。

それにクラスメイトたちも飲食系をするだろう。机に伏せて寝ようと目を閉じていた。


「じゃあ、みんなどうする?」「何もしたくない」「やれ!」「宝塚歌劇団」「招待しろと!?」「合コン!」「教師に呼ばれるわ!」「メイド喫茶」「お前を冥土に送る」


……委員長大変そうだな。このクラスメイトたちもボケてるだけだよな……本気の提案じゃないよな。

否定出来ないのが怖い。


「結心、少なくともお前の狙い通りに行かなさそうだな」

「せめて飲食店の案が出ないのかよ」

「メイド喫茶が出てたぞ」


飲食店と言えるのか……微妙だが。店の目的が違うよな。


「それだと明、お前が大変な事になるな」

「……………どうゆう意味だ?」

「琴羽が暴走する」


メイドだと琴羽の欲望もとよい明への暴走が炸裂するだろう。具体的にはメイド服を着た琴羽が明に見せようとするとかな。

その場合は俺も巻き込まれるだろうが、少なくとも手間は大分マシなるだけいい。


「回りに迷惑を掛けなければそれでいい」

「随分寛容になってないか?」

「そうか」


最近思うのだが明が琴羽の暴走を寛容や上手に抑えるようなっている。どうせ逃げれないのだから悟ったのか。両親や幼馴染みの両親が外堀は埋まったと言っていたな。 その時両親は苦笑いしていた。


「それに止めようにも決まったようだぞ」

「えっ」


明に指摘されて顔を上げると黒板に大きく『メイド喫茶』と書かれていた。そしてその前に琴羽が立っていた。


「どうなってるだ?」

「メイド喫茶の案が出た時に琴羽が動いていたぞ」


顔を伏せて明と会話していたから 全く状況把握出来てなかった。

次回予告

戸部「袖中先輩大変だろうね」

星見「琴羽の暴走?」

戸部「うん、アピールするにはいいからね」

星見「琴羽らしい。次回予告『文化祭準備』」

戸部「それはそうなんだけど」

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