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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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知る切っ掛け

星見が用事あるみたいで放課後はそのまま帰った。時間も開いたので幼馴染みの買い物に付き合った。……建前であり琴羽に連行される明を見てしまって巻き込まれた。


「それでかれこれ何十分くらい過ぎた?」

「そうだな、琴羽が小物店に入って30分くらいだ」


長い…まぁ、妹の知華も長いが買う物が決まってる分早い。巡も長いな、買うのを凄い悩むだよな。


「俺がいる必要あるか?」

「結心がいてくれるなら心強い」

「その本音は?」

「旅は道連れ世は情け」


帰ろうと足を翻したが首根っこをガッチリ掴まれた。掴んだのは誰かは言わなくてもわかるだろう。

こいつ文化系のクセに力強い!


「琴羽はお前と買い物行きたいだよな!」


明に捕まった時の琴羽の目がヤバかった。邪魔するなと目が訴えていたが、幼馴染みその一は見捨てれなかった。


「勉強する時間が減る」

「これで維持してるのは凄いな。そうゆう所はおばさん似だよ」


逃げるの諦めたのがわかったのか手離してくれたが若干首が痛い。ため息を吐いたが、どうする事も出来ない。

が今はどうする事も出来ないだけあって、隙を見て逃げるつもりだが。


「結心だって星見によく付き合ってるな」

「……なんか放っておけなくてな」


明に言われてもな、お前も同じだよな。性格が違うがな、大人しい星見でよかったよ。


「好きなのか?」

「誰が?」

「結心が星見の事を」

「な…何言ってるだよ!」

「でも、よく知らないヤツにそこまで付き合わないだろ」


そこまで言われたら確かにと思ってしまう。目が合ったのは春で会ったのは6月くらいだったかな。それで毎日で望遠鏡を屋上に運んで………あれ、なんで本当に付き合ってるだ!?

もしかして本当に星見の事を好きなのか。 いや、妹みたいであって異性として……あれ…否定出来ない。

次回予告

明 「少しは自覚したな」

星見「何が?」

明 「別にお前は関係ないさ」

星見「そうなの」

明 「…少し興味持て。次回予告『あの、ちょっと』」

星見「星以外興味あまりない」

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