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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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どうしたのかな?

家に帰り自室のベットに倒れ込み、あの子の事を思出す。別に好きとかそんな事じゃなく……昔の俺もあんな目をしていたのかなと。好きな事に夢中になってしまう、それ以外は目に入らない……。


「あー、考えても仕方ない!」


モヤモヤと考えてしまうので、リビングに降りていく。リビングには母さんがテーブルの上に紙を広げてうんうんと唸っている。あぁ、締切か。


「結心、どうしたの?」

「部屋にいたら、考え事してしまうから降りてきた」

「考え事なんて珍しいね」

「珍しいとか言わないで…」


キッチンに行き、お茶を入れてからテーブルについた。


「締切が近い?」

「絵本作家としてやってないよ…片手間にやってる趣味かな?」


片手間で……気にしたらダメだな。

お茶を飲んでのどを潤した。


「考え事って女の子じゃない?」

「ぶぅ!? ……げほぉ…げほぉ」


当てられた事に驚いて、飲んでいたお茶が気管に入ってむせ込んだ。


「その年頃はそうなるよね…まぁ、お父さんもそうだったしね」

「年頃言うな! 父さんと一緒にしないでくれ」

「ベットの下、机の三段目の引き出しの二重底」


なんで、バレてる!?ベットの下はともかく引き出しは隠し場所には自信あったのに!

いつの間に捜索の間の手が伸びてた!


「知華が持って来た時は焦ったな……フォローするのも」

「ありがとうございますお母様!」


あの時か!一年前に知華が冷たい目で見られた時があった…何か怒らせる事はした事なかったから疑問だったけど。


「内容がお父さんの子だな~って思った」


その情報だけは聞きたくなかった!父も同じ足かよ!


「まぁ、隠し場所はお父さんより努力してたね」

「聞きたくないが、どこだった?」


本棚の上に紙袋入れてただけって…無防備にもほどがあるだろ……いや、逆発見され難いのか。


「それより…何考えてたのかな? 話してごらん」


今日あった事を話してら、ニヤニヤとして聞かれてたのは若干不満だった。


「情熱とか凄いなとか思って…前の自分もそうだったのかって」

「結心はその子の事をそれだけ?」

「それだけだけど……」

「憧れを抱くのはいいけど、あまり重ねるのはよくないよ」


そこまで重ねてはいないけど割りきってるだから……なんか放っておけないと感じてる。

次回予告

真那「なんで私?」

作者「君はヒロインだよ」

真那「…星を見れてたら満足なのに」

作者「本当に星好きだね…」

真那「生き甲斐……次回予告『残念』」

作者「クールだねぇ…」

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