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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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部屋割りどうする?

海で遊んだ後………ほぼ荷物の番だったが。

泊まる事になるコテージに来たのがいいが気になる事がひとつあった。


「カズにぃ…そのボックスの中は」

「あぁ、もちろん釣れた魚だよ」


うん、それはわかるが……いや、ボックスからはみ出てるだが魚の尾が見える。一匹だけじゃなくて沢山………溢れてる。「沢山釣れた」と言ってるが釣れてるレベルじゃない。


「成果は置いといて、さてコテージの部屋割りはどうしょうか」


置いといて置ける訳がないだけど、みんな何も言ってないのでツッコメない。


「私は明と一緒がいい」

「却下、絶対何かするだろ」


琴羽の提案したが、それを拒否する明……まぁ明の言う通りだな。二人にしたら確実に琴羽が暴走するだろうな。


「なら私は坂雪先輩と一緒で」

「それもアウトだよ」


俺だって普通の男なんだから、色々と不安が残る。勘が…というより警報がガンガン鳴ってる。いい後輩の戸部なんだが、なんでだろうな。


「みんな欲望的に提案してるけど、異性同士一緒の部屋はダメよ」

「恵美さん、それはないよ!」

「ダメったらダメ」


琴羽、ダダをこねるのはいいが恵美ねぇの言う事は正しいからな。

結局男女別になったが同室は蛯原となった。……明や知らないカズにぃと一緒になるのは疲れるだろって。


「なんか気を使わせたみたいですね」

「お前だけ誘わないのは悪いしな」


星見や戸部を誘ったのにな……後は生き贄が増えるのはこちらも嬉しい。不幸は坂雪分かち合わないとな。

琴羽の事を知ってるやつらは参加して来ないからな……文化祭などは人気なんだが。


「そういえ星見が星好きなのは昔からなのか?」

「そうですね…おやじさんが再婚してから余計ですかね」

「再婚…」

「えぇ、義母はいい人ですが星見が距離空けてるです」


再婚か……そんな話は聞いてなかったな。そこまで星見のプライベートな事を話さないからな。


「まぁ、他人が口に出して仕方ない」

「それはそうなんですが、俺としたらどうにかしたいですがね」


幼馴染みとしてその気持ちはわかる。でも、幼馴染みたちはそんな事ないからな…親同士も仲いいしな。

次回予告

琴羽「明と一緒の部屋がよかったよ~」

戸部「袖中先輩の言う通り絶対何かしますよね」

琴羽「既成事実を作ろうかなって」

戸部「不味いですよ。次回予告『夜風が』」

琴羽「でもいずれはね」


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