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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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堕ちたな

「結心、真那早いね。あっ、お兄ちゃん、久し振り~」

「和人さん、お世話になります」


琴羽と明がやってきた。……琴羽は女の子だから(・・・・・・・)荷物は若干多いと思う。まぁ、比べる女の子は今は星見しかいない。明は性格通りで荷物は綺麗にリュックに入ってるだろうな。


「坂雪先輩たち、早過ぎです」

「誘ってもらってありがとうございます」


さらに戸部と蛯原もやってくる。戸部は部活で遠征とか共したので荷物は俺と一緒でシンプルだ…それを言うと蛯原もそうなんだが。


「あとは誰が残ってるのかな?」


俺、星見、琴羽、明、戸部、蛯原、カズにぃは 来てるから………恵美ねぇだけか。


「あとは恵美ねぇだけ」

「そっか、話しだけ聞いた事ないけど…会うのは初めてだな」


なんか楽しみにしてるのはいいが、変な事は言ってない。


「ごめんね、遅れちゃた」


小さいスーツケースをコロコロと転がしながらやってきた。


「恵美さん、遅かったよ」

「ごめんね、琴羽ちゃん。お店を副店長に任せるのに時間が掛かった」


恵美ねぇは『月見』の責任者でもあるから仕方ないかも知れないが、副店長に任せ方は絶体無理矢理だろ。


「恵美ねぇ、初めてだから紹介する。琴羽の兄、相楽和人」

「こんにちは、初めまして相楽和人です」


ここでもまた爽やか笑顔で恵美ねぇに右手を差し出した。その反対、恵美ねぇはと言うと………カズにぃの顔を見て頬を赤く染めている。

それを見て思った。


((((((あっ、堕ちた))))))


まさか、恵美ねぇが惚れてしまったのか。恵美ねぇの憧れは琴羽とカズにぃの父親、相楽芳樹だからね。

惚れられて気付いてないのはカズにぃだけだった。


「えっと、どうかしたのかな?」

「い…いや、なんでも……ないです」

「顔赤いだけど、大丈夫?」

「ひゃい、大…大丈夫」


なんだろうな、見てるこっちが恥ずかしくなるだけど……その初々しく見える。


「琴羽、カズにぃは恋した事ある?」

「恵美さんこそある?」


カズにぃは分からないけど、恵美ねぇは初恋か。

次回予告

明 「予想通りに堕ちたな」

琴羽「でもカズにぃは鈍いよ」

明 「結心とどちらが鈍い」

琴羽「結心に決まってるよ。次回予告『また落ちた(物理)』」

明 「展開が激しく読めるだが」

琴羽「うん、そうだね」


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