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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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嫌み

星見からお礼のクッキーを貰り、時間になったので帰宅した。

リビングに向かうと知華と巡が一緒におはじきで遊んでいた……古い。

鞄とクッキーの袋を置くと知華がトコトコと寄ってきた。


「お兄ちゃん、このクッキーってあのお姉ちゃんから?」

「よくクッキーだけでわかるな」

「だって、琴羽お姉ちゃんはお兄ちゃんなんかに作らないから」


そりゃそうだな。菓子系はバレンタインの義理しか貰った事ない。それ以外は結構試し系であった。


「戸部とかいると思うだけど」

「一回しか会った事ないから」


家に連れて来た事は前のが初めてだったな。


「それで付き合ってるの?」

「だから付き合ってないからな」

「信じられない!?」


どうゆう事なんだよ。付き合ってないのに信じられないと か言われても困るだが。


「お菓子を貰ったのに」

「たががお菓子だろ」

「だーかーら、お兄ちゃんが何かしてお姉ちゃんを助けたお礼なんでしょ」


どこかで見ていたような言い方で正直戸惑います。


「知華、その鈍感は今さらだと思うよ」

「巡まで!?」


弟まで知華の味方なのか!?


「女の子がお礼に手作りなんか渡さないよ!」

「いや、現にこうしてお礼として貰ってるだろ」

「「ハァー」」


おい、そこまで露骨にため息を着くな。さすがのお兄ちゃんも傷つく。


「お兄ちゃん、お母さんとお父さんと一緒だね」

「あぁ、鈍感とヘタレか」


知華と巡がコソコソと話してるが聞こえているぞ。お前らは嫌みを言いに来たのかよ。


「そこまで言うとこのクッキーを分けてやらないぞ」


星見から許可を貰ってるので、分けるつもりで帰って来たのにな。


「「ごめんなさい!」」


素直に謝ったので残りのクッキーを知華や巡にあげて食べるのを 眺めて、「「美味しい美味しい」」と言い合ってるのでよかった。あとで星見に連絡しておくか。

次回予告

知華「お姉ちゃんのクッキー美味しい」

巡 「そうだね、美味しい」

知華「今度作ってみようかな?」

巡 「えっ、作れるの?次回予告『先輩、作りました』」

知華「どうゆう意味よ!」

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