表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
39/85

事情を聞くから

ナンパは野郎から星見を救い出し逃げてきたが、琴羽が待っている場所までもう少し所で足に限界が来た…鈍ってる。壁に寄り 掛かり微かに震える足を休ました。


「ゆっしん、走れたの?」

驚きの声を上げて聞いてくる星見……走れないと言ってたっけな。まぁ、医者から走れように言われてるから。


「走れるが……後日水を抜かないとな」


そんなのも忘れていた自分に苦笑しながら言った。

抜くのって痛いだよな…針太いから…でも自己責任だから仕方ない。

足の震えが収まる次第みんなの所に戻った。


「真那が遅かった理由は?」


俺が走ったのは内緒で星見がナンパされてたのとそれを殴って逃げて来たのを伝えた。


「予想通りでしたね、琴羽先輩」

「だから結心だと平気だって」


予想されていたみたいだが、理解が早くて助かる。安心した所で星見を心配していた琴羽たちがいい笑顔でこちらを振り向く。


「結心、走ったね」

「坂雪先輩、走りましたね」


なんでわかった! 星見が密告したのかと星見を見たが首を振って否定しているので何も話してないのはわかった。


「一応聞くが、なんでわかったんだ」

「結心の服装が軽く乱れてるし」

「先輩の息使いが自転車で走った後の息使いになってる」


………たまに思うけど、こいつらに隠し事は出来ないじゃないかと思う。


「結心、女の子に隠し事は出来ないだよ」

「むしろ出来ると思ってるのがおこがましいですよね」


何それ女性恐怖症になりそうなセリフは。

父さんもこの気持ちは味わったんだろうか。


「走ったと言う事は水貯まってます?」

「すぐ貯まるか。後日、病院行かないとな」


それは戸部が一番分かってるよな。中学の時も壊したヤツがいるからな。


「結心、取り合えずお説教ね」


正座は避けれたけど、負担掛かるなとか悪化したらどうするなど……色々と怒られた。

それを止めるかオロオロしてる星見とそれを止める戸部がいるのが見えた。

次回予告

星見「止めないと」

戸部「まぁまぁ真那ちゃん、坂雪先輩が悪いから」

星見「それは私が悪い」

戸部「走ったのは先輩の責任だから。次回予告『お礼』」

星見「……お礼くらいはしないと」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ