表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
36/85

なんで俺が

キャアキャアと次々に手に取ってはどうかや可愛いなど言ってはしゃいでる友人たちを眺めていた。

休日、巡や知華と遊ぶ約束していたが突如押し掛けてきた琴羽に連れられてデパートに行かされた。弟妹は琴羽を見るなり同情な 目を向けてきた……帰ったらお仕置きをする予定だ。

デパートの前には戸部と星見に合流しては、水着売り場に向かった……あとは言わずとも。


「星見は混ざらなくていいのか?」

「いい…あまり分からない」


俺もそこまで女性用水着は詳しくないが…昔知華と買いに行った事があったっけな。思い出に少し浸ったが星見とんでもない一言で現実に戻った。


「水着がないからスク水にするつもり」


ないならここで買えよ! そしてなんでよりよってスク水なんだ!


「ないならここで買えばいいじゃないか?」

「あまり着ないから勿体ない」


否定出来ない。夏以外水着は着ないからな……納得してしまう。


「ゆっしんはどうしたの?」

「男避け」


琴羽は容姿は整っている上にスタイルもいい(戸部談)、 戸部も可愛いらしいのでよくナンパされるので買い物には連れて行かされた。琴羽に至っては明を連れて行けよと言ったが「デートみたいで恥ずかしい」と言われた。もう何も言わん。


「気の毒」

「散々慣れたから平気…」

「不憫」


凄い同情されてきた…あれ、雨かな…水が止まらない。


「ほら、真那ちゃんも水着を選ぶよ」


いつの間にかやって来ていた戸部が星見の手を引っ張っている。

現実逃避してる間に来たのか。


「あまり着ないから勿体ない」

「そうゆう事言わない!可愛いらしいのもあるよ」

「興味ない」

「星柄もあるよ」

「行く」


戸部……星見の扱い慣れてないかい?離れて行くのを眺めていると変わり琴羽がやって来た。休憩かな?


「退屈そうだね」

「退屈なんだよ」


分かってて言ってるよな。


「いつもならスポーツ店に行ってるもんね」

「まぁな…でももう行けないからな」

「二人には話した?」

「何も話してない」


天を仰ぐように天井を眺めて思う。事情を知らない二人…戸部には話した方がいいのかな。部活では俺を探していたみたいだし…でも星見だけ知らないのも悪い気がするし。


「時期を見て話すよ」

「私と明は結心の意思を尊重するから」


ありがたいが、本音は面倒なのが丸分かりなんだが…主に態度で。携帯触りながらのんびりとしてる姿で。

次回予告

琴羽「結心はヘタレだよね」

結心「母さんからも言われてる」

琴羽「鈍感だよね………………重度の」

結心「手遅れ!? 身内にも何も言われてない事!」

琴羽「黙ってるんだね。次回予告『手間掛かるな』」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ