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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
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簡単だった!

琴羽に星見たちを誘うように(脅迫)言われたが、どうやって誘えばいいんだが。

悩みながら星見たちがいる教室に歩いていたら、丁度タイミングよく前から、星見と戸部が歩いて来る。教科書とか持っているので移動教室見たいだ。


「星見は、戸部」

「オッハー、ゆっしん」

「また珍しくない先輩」


珍しくないなんて………まぁ、否定も出来ないが…よく星見の教室に顔を出したりしててから。それは俺だけではなく琴羽もそうなんだけど。


「ゆっしん、どうしたの?」

「いや…その……」

「ちょっと待って先輩。もしかして夏休みの用事ですよね」

「戸部の言う通り」

「なら琴羽先輩ですね……山?海?」


いや、何も処分しに行く訳じゃないからな。誰も埋めないからな。だから、ちょっとずつ離れようとしないでくれ星見。


「物騒な発言するな! 行くのは海だ」

「山じゃないですね」


なんで山だと警戒してるんだよ。理由を聞いてみると、去年のガチ登山を知っていた。まぁ、夏休み明け…クラスメイトに愚痴ったんだが、それを聞かされていたとは。


「なら行きます!」

「私はいい……」

「真那ちゃん、そこは行くと言う所だよ!」


予想通りだな……さてここで誘わないと琴羽にどんな事を言われるだろう……。意地でも誘わないと平穏な学校生活が遅れなくなる!

どうするか悩んでいるとそこに蛯原がやってきた。


「星見に戸部どうし……坂雪先輩までどうしたですか?」


説明は戸部に任してカクカクシカジカ。説明終わると戸部が蛯原の耳元で囁くとこちらにやってきた。


「坂雪先輩…そこって街灯とかありますか?」

「いや、ロッジは電気しか通ってない」

「ありがとうございます。真那、そこは星が綺麗みたいだぞ」

「なら、参加する」


簡単だったー!? そうだ、星見は大抵の事は興味ないけど、その中で唯一興味あるのは星なんだ…それを抜けていた。



「坂雪先輩、それは俺も参加してもいいですか?」

「ストッパーが増えるのは嬉しいよ。俺と明だけだとキツい。それに部活は大丈夫か?」

「……お気の毒ですね。調整出来きるので大丈夫です」


本当にな……男側の生き贄が増えて嬉しい限りだよ。

次回予告

星見「星楽しみ」

戸部「真那ちゃん、星以外の楽しみを探そうよ」

星見「ゆっしん、観察?」

戸部「そこは人間観察と言おうよ。次回予告『なんで俺が』」

星見「なんとなく」

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