表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
34/85

夏どうする?

セミの合唱………忙しくなく……いや、うるさく鳴き始めた7月中旬。都市部の学校と違いクーラーがなく窓を全開で冷を採っている。窓際の人たちは気の毒に思えるが…特に授業中は。


「明、今年はどこに行く…あと結心も」

「さらっとついでみたいに言うなよ」


毎年、琴羽が中心となって出掛けていた。まぁ、俺は誘われないとあまり出掛けない。明は来年から3年となるので受験勉強するつもりだろう。明は一切手を抜かないからな。


「琴羽、来年から受験生となるだぞ。勉強しないでどうする」

「だからこそ、遊べる内に遊ぶだよ!」


それはいつもの事だろうと言うのは憚れる。勉強は放ってもいいがもうひとつの事は言っておいた方がいい


「宿題はどうするだよ」

「大丈夫……全部終わってる」

「早っ!?」


夏休みはまだ始まってすらいないのに…いや驚いても今さらだよな……毎年夏休みが始まる前に全て終わらせるのが。


「また樹さんに手伝ってもらったのか」


冷静に予測している明。樹さんとは言うと琴羽の兄…琴羽を溺愛と言うほどしてないが、頼みを断ってない。ちなみにおばさんの大学生で産まれたそうだ。


「それなら納得だな……イギリスから戻ってきたんだな」

「違うよ…イギリスは前でロシアだよ」

「相変わらずだな」


後を継ぐつまりで色んな所に勉強に出向いてる………俺は知っている。それは建前で面白い本を探しに行ってるだけだと。それを知ってるのは俺と母さんだけだ。母さんが知ってるのは本好き変わらないらしい。


「しばらくは日本にいるみたい」

「じゃあ、保護者役は頼めるな…今年はどこに行くんだ?」

「なら海だよ!去年は山に行ったし」


去年は地獄でした……ガチ登山……サバイバル…明の目がよいぐらいで死んでいたな。


「と言う事で、結心には真那たちを誘ってくる事!」

「いや、お前からでもいいだ「ベットの下、勉強机」…喜んでやらして頂きます!」


なんで知ってるだよ!怖い…なんで……。

あと聞こえていたクラスメイト(男子のみ)は視線を反らしたのを見逃さなかった。

しかし…どうやって誘おうか…特に星見を!戸部なら簡単に誘えそうだから。

次回予告

恵美「夏休みか…月見は年中無休だな」

作者「大丈夫なのか?」

恵美「でも経営者だから好き休めるんだよね」

作者「年中無休じゃね!? 次回予告『簡単だった!』」

恵美「私もついていこうかな?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ