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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
33/85

女子会

今回は戸部柚希視点

琴羽先輩に誘われて、真那ちゃんと一緒新しく出来たスイーツ店に食べに来ている。

どうやらバイキング形式みたいで小さいケーキなどが沢山置かれてる。どれも美味しそうでどれから選ぶか悩んでしまう。


「いやーこれだけ多いと目移りするね」

「琴羽先輩よく見つけましたね」

「…さすが社長令嬢」


相楽グループの令嬢なだけあって、よくスイーツ店など連れて来てくれたりする。でも、結心先輩や明先輩がよく付き合えますよね。令嬢と幼馴染みなんてギャルゲーじゃないだから。

私は初めて紹介された時は慌てたのに、真那ちゃんは平然としてた…表情が出にくい子だからそんな風に見えたかも知れないけど。

ケーキをお皿に乗せてからテーブルへと移動し、一斉にケーキを口にした。


「「美味しい」」

「…………(モクモク)」


バイキング形式のケーキだから味はあまり期待してなかったけど、甘いのにしつこくなくてつい二口目といきたくなる。

真那ちゃんは何も言わないけど、二つ目を食べている。


「ねぇねぇ、柚希」

「どうしたんですか?」


口休めに紅茶を飲んで喉を潤していたら琴羽先輩が話し掛けてきた。


「結心の事好きなんだよね?」

「にゃあにを!?」


危なく紅茶を吹き出し掛けた。乙女としてなんとか死守出来た。


「なんで唐突に?」

「いやー頑張ってアピールしてるけど、反応ないみたいだからね」


見てたらバレバレだよね。気付かないのは結心先輩くらいモンかな。 真那ちゃんだって鈍くても気づく……く?


「そうなの?」


気づいてなかった!? 目を大きくして驚いているけど……真那ちゃんがこんな風になるなんて珍しいとも思った。


「中学から頑張ってるけど、よく諦めないよね」

「それを言うなら琴羽先輩だってそうじゃないですか」

「私は大丈夫だよ………外堀は埋め終わってるから、後は本人の了承だけ」


この時間違いなく私と真那ちゃんに戦慄が走った。この先輩どこまで計画を立ててるんだろうか気になる。

中学時代はここまで酷くはなかったんだけど……。


「琴羽はヤンデレ?」

「真那ちゃん!?」


誰も言わなかった事をあっさり言っちゃたよ!


「ヤンデレとは違うかな。他の女の子を好きなってもね……もっと私を好きなってくれるように努力するさ」


ヤンデレじゃないけど…一種のヤンデレなんだけど……それを言わないのは尊敬の目を向ける真那ちゃんの為。

次回予告

相楽「うん、高校生時代を思い出すね」

作者「『僕訳』が終わって3ヶ月くらいなんだかど」

相楽「でも数十年経ってるからね……設定で」

作者「……ごめんなさい。次回予告『夏どうする?』」

相楽「早く自宅に帰って風香と娘に癒されたい」

作者「忙しいだ…トップは」

相楽「まだまだ未熟な部分があるから」

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