表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
32/85

少し自覚した

「最近、妹のように思っていた星見なんだが、こんにちは妹に思えなくなってきた」

「その通りだが、今まで言わなかったが実際に妹じゃないぞ」

「明の言う通りなんだが!」


見えてしまった意向……いや星見の微笑みを見て以来意識してしまっている俺がいる。会った頃は放っておけない妹としてたが………今まではやや異性として見てしまってる。


「それに今までの感覚が星見には失礼だと思うがな」

「ふぐっ!?」


ストレートな言いが突き刺さる。相談する相手間違えたかな。いや琴羽に相談しようモノなら恋愛に繋げられそうだしな、だからと言って戸部に相談したら怖い事になりそうだ。本人には相談出来ない。


「星見でそうなら、戸部に至ってはどうなんだ?」

「可愛い後輩だな」


戸部は異性と言ったら異性なんだが、好きとかそうゆう異性な感じじゃないような気がする。


「そうゆう明はどうなんだ?」

「周囲が凄い勢いで外堀が埋まっていってる」


遠い目をしながら窓の外を見る明には殺意より同情が湧き立つ……こいつも苦労してるんだな。


「母さんから『諦めたら』と言われたよ」

「すまん! すまなかった明!」


おばさんが言うくらいなんだから、最早逃げれないと言ってるのと一緒なんだ。


「琴羽のおばさんが喜んでるのが目に浮かぶ」

「あのおばさんなら喜んでるだろうね」


高校時代の容姿のまま大人になった人……写真を見せられても信じられなかった。その時明と『もしかして琴羽も』と同じ考えになった。



「でも、明は玉の輿だよな…ある意味」

「…ふむ、なんで結婚まで進んでるだ?」


いや、だってな…もう逃げれないだろうに。琴羽が逃がしてくれる訳がない。


「俺の事は置いといて、結心はどうするんだ?」

「いきなり異性として認識出来ないだろ…もしかしたら気のせいかもしれないしな」

「どちらにしろ…少し自覚したな」



次回予告

作者「結心の言う通り…逃げれないだろう」

結心「だよな…琴羽が逃がしてもおばさんは逃がさないだろう」

作者「明に幸運を。次回予告『女子会』」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ