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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
27/85

可愛い後輩

「先輩、こっちはどうですか?」

「あーはいはい、可愛いと思うよ」

「滅茶苦茶棒読みですよ」


そう言われても、さっぱり分からない。

あの後、無理矢理連れ出される形で来た訳だが服屋でひたすら着替えては感想を求める戸部だが、さっきも言ったが女性へのファションを問われてもこれっぽちも分からない!


「彼女出来てもそんなだと振られますよ」

「いた事もないから安心してくれ」

「悲しい青春ですね~」


決して初恋があった訳でもないが、自転車選手として忙しくて彼女とかいなかった。両立が出来る自信がないしな。


「仲間の青春や部活の青春があったからいいんだよ」

「それだけでも充分ですね~」


戸部が着替えた服の感想求められてたりしてたが、感想も聞かれたがあまり言えなかった。

服屋の後は丁度お昼の時間帯になっていた。


「どこかで食べて行くか?」

「そうですね……甘いのが食べたいですね」

「甘いのか………」


甘いのなら連れて行くのはあそこで決まった。


「先輩ってよくこんなお店を知ってましたね」

「まぁ、親戚だからな」


甘味処『月見』に連れて来た…若干おまけもしてくれるし、財布にも優しい。それが理由じゃない……。


「あら、ユウくん。可愛い女の子を連れちゃってデート?」


普段厨房にいる筈の恵美ねぇがやってきた。報告したのは店員だな…さっきから興味ある視線が突き刺さってくる。


「可愛いなんてそんな~」

「可愛いのは認めるが」

「先輩、そんな事思ってたんですね」

「でも恵美ねぇ、デートじゃないから…荷物持ちだから」


なんかズーンと落ち込む戸部と呆れてる恵美ねぇ…あれ、なんか変な事言ったか。戸部とは付き合ってないしな。


「ユウくんって上げて落とす?」

「上げて落とす?」

「そうゆうのは無自覚なのね」

「先輩はそうゆう人だってのはわかってますから」

「あなたも大変ね…頑張ってな」


なんか凄く団結してるな…まぁ、仲良くなってくれるならいいが。


「ユウくんには、料金倍ね」

「横暴な!」


マジで料金が倍になる!元に戻るように説得しないと!

その時に新しくお店に入ってくる客が来たが……。


「ゆっしん?」

「げっ、先輩」


星見と蛯原だった。


「「「なんでここに?」」」

次回予告

琴羽「なんか凄い現場だね」

永田「お姉さん的にはご馳走なんだけどね」

琴羽「出会いでも探しに行けばいいのに」

永田「合コンは嫌だな~。次回予告『合う人』」

琴羽「難儀だね」


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