あっぱー
「全く失礼な一年だと思わないか?」
「話しを聞く限りでは………お前は滅べばいい」
「なぜ!?」
星見に会いに行った時会った星見の幼馴染みである蛯原翔。敵意を向けて来て失礼だと思った。そして明に話したらこんな言い方。
「お前はおじさんに似て鈍感なのは分かっていたが……ここまでだとは」
明…呆れてるのはなんでなんだ。別に俺は失礼な事は一切してないんだ。
「所で明…琴羽はなにしてるんだ?」
「さぁ」
屈んでいる琴羽が何をしたいのは全く分からない。疑問に思っていると飛ぶ勢いで拳を上げながら、顎にヒットした。
痛みでのたうち回ってる俺、冷静にメガネを直す明、拳を上げたままの琴羽、興味も示さないクラスメイトたち…クラスメイトたち慣れたモノだな。
「結心、なんでそんな鈍いの!もう天然も超えるよ!」
俺は鋭い痛みで悶えて、もう限界が超えてるんだ!
徐々に痛みが収まってきてようやく立ち上がれて、琴羽に復讐する。
「ふぎゃぁぁぁぁぁ!?」
頭をグリグリと痛みを与える。明も自業自得だと分かっているので言ってこない。ある程度で許した。
「それで痛みが先立って聞こえてなかったんだが」
「結心が鈍いと言う話し。そもそも自分への好意が鈍い!」
「厚意には鈍くないと思うが」
「………お前たち話しが噛み合ってないぞ」
明の指摘より琴羽とお互いの噛み合った。うん、あのまま話していたら、カオスな事になっていただろう。それには明に感謝だな。
「結心は真那の幼馴染みの…「蛯原」ありがとう明!そう蛯原が気にならないの!」
「まぁ…元運動部としてバスケ部が気になるな」
「そこなの!?」
いや、星見の幼馴染みと言われてもお前らと対して変わらないからな。ヘタに踏み込むと地獄をみる……それは琴羽で学んだ。
昔、琴羽の机の引き出しに入ってあった日記…誰かの観察のようなを読んでしまいそれバレた時、琴羽の表情は目に光がなかった。
「どうした、結心。目が死んでいるぞ」
「いや、大丈夫だ」
次回予告
明「結心、さっきはどうした?死んだ目になっていたが」
結心「いや、大丈夫だ大丈夫だ」
明「本当に大丈夫なのか?次回予告『ちょっと話しあります』」
結心「明……気を付けろよ」
明「あぁ…わかった」




