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星空ペダル  作者: シノシノ
第一章 高校二年
18/85

心配してたんですよ

「坂雪先輩が元気になってよかったですね」

「まぁ、先生から宿題を出されたけどな」


休憩時間に飲み物を買いに来たらバッタリと戸部と出くわして、そこから話している。

飲み終わった俺はゴミ箱に捨てて、戸部はパックのいちごミルクを飲んでいる……可愛いのを飲んでいるな。


「琴羽先輩から休みと聞いて、心配だけ(・・・・)したんですよ」

「だけとはなんだよ!?」

「坂雪先輩も人の子だったんですね」


ナチュラルに失礼な事言ってくるな。まぁ、戸部だからいいが……星見はそうゆうのは言わないな。明はこちらが否がある時一言、琴羽はセンスがない…むしろ男子から頑張って言おうとする姿が可愛いと。


「見舞いくらい来てくれてもよかったのにな」

「そうやって部屋に連れ込んで何をするつもりですか!?」

「何もしないわ!」


風邪で体力がないのに何も出来ないぞ…どうせイジってくるだけだろうしな。


「それはそれで傷つきますね……魅力がないと」


どーんと落ち込んでいるがフォローもするつもりはいっこうにない!ある意味自滅してるんだからな。


「それはそれとして風邪を引いたのは真那ちゃん絡みですよね」

「星見も関係してると言われると否定出来ないな」

「何があったのかは坂雪先輩なので想像出来ますね」


戸部とは中学からの付き合いであるがわかってくれるのか。なんだかんだで俺の後をついて来てたからな。


「真那ちゃんを屋上で押し倒してたん…坂雪先輩痛い痛い!?」


訂正…戸部は戸部だった。両側頭部を拳でグリグリとした…かなり痛いのか両手を前に出しながら逃げようとしている。


「お前が俺をどうゆう目で見ているかよ~くわかった!」

「いや~お茶目な後輩のイタズラですよ~」

「そのお茶目なおかげで、中学は大変な目にあったりしたんだぞ」


主に野郎からの嫉妬だった。笑顔で迫ってくる先輩同級から逃げるのは怖かった。

ほどほどで解放してやる頭を押さえて縮こまっている戸部。


「お前は学習しないよな」

「坂雪先輩との絡みが楽しいので一線を越えてしまうですよ」


越えないように少し考えろよ。

次回予告

戸部「坂雪先輩は手加減を知らないのかな」

星見「ゆっしんが何したの?」

戸部「先輩をからかったのは私だけど」

星見「なら柚希が悪い。次回予告『初めて』」

戸部「私が悪いの!?」

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