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異世界日本史  作者: 齋藤
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1909年   味の〇誕生

                     製糸場



「おいおい、聞いたか?日本が清を抜いて生糸輸出量世界一になったらしいぞ。」


「ほ~やるもんだね~。」


「まぁこんだけ女工達を働かせれば世界一にもなるさ。」


「長時間働かせないと黒字にならないからな、女工達には申し訳ないが。」


「もっと儲けられるもんがあればな......他の輸出品はそうでもないからな........。」


「製糸工場だけではなく他の産業も行うべきだな。生糸だけでは衰退していくだけだ。」 


「なにかないもんかな.......。」  


「とりあえず何をやるにしても工作機械は列強から輸入せんとな。」


「機械もいつかは自作できるようにしたいな.......。」


「お、それだ!日本向けに工作機械を作る工場はどうだ?。」


「う~ん。国産で精度は大丈夫なんだろうか?。」


「だがいつかは国産でやっていかなくてはいかんしな........やるにしても金ができたらだな。」


「いつか国産でやっていける様になりたいものだ。」
















                      陸軍省



「これが〇の素か.....味はどうだ?。」


「んん......わからん.....なんて言えばいいんだ.....。」


「本当にこれをいれると美味しくなるのか?。」


「うま味成分とやらは本当にあるようだし美味いようになるんじゃないか?。」


「ふん、ほんとかね......。」


「よし、できたぞ。どうだ?。」


「んん........わからん......。」


「いつもより美味い....のか?。」


「美味い.....ような気がする。」


「ん~本当にこれを兵の飯にいれるのか?食べて何か異変が起きたらどうする?。」


「流石にそれはないだろ。」


「それより予算がもったいないぞ。」


「予算か......ん~美味しいと思うんだがな~。」


「野砲の更新がまだまだなんだ。無駄な予算は無くしたい。」


「せっかく三八式野砲を開発したのに、予算不足で一部の部隊にしか配備できてないしな。」


「大蔵省のアホめ!!予算を削りやがって!。」


「師団の数も減らされたしな........せっかく第15師団まで編成できたのに.....。」


「あ~あ予算増えないかね」


「じゃとりあえずこの調味料は不採用ってことで。」













韓国統監府



「一進会が声明書を送ってきた?なんの声明書だ?。」


「それが韓日合邦を要求する声明書だってよ。」


「韓日合邦!?何を言っているんだ一進会は.......。」


「わざわざ他国に併合してくれって言ってきたのか。伊藤議長が暗殺されたばっかりだというのに....。」


「彼らがやったわけではないがあんな事件が起きたというのに併合してくれとは.........呆れはてて何も言えん.......。」


「そもそも併合だって7月の閣議で改めて否定されたからな。一進会がなんと言おうと何も変わらんよ。」


「そもそも日本や米国が多少投資しているのも善意などではなく、満州の足を引っ張られるのが嫌だから仕方なく投資しているんだ。こんな風に開き直って併合してくれなど........はぁ..........。」


「朝鮮は現状が一番金が掛からず儲かるんだ。併合なんてお断りだね。」


「高宗陛下にも声明書をだしたんだろ?。声明書を肯定する発言などはしないように根回ししないとな。」


「李完用首相にもだ。朝鮮人の間にも反日的な考えが浸透している。ここで下手に混乱が起きるような事は避けなければ。」


「はぁ.....韓国がこんな現状なのは両班共のせいだろ。ここに来れば誰だってわかるよ。」


「あんな傲慢な奴今まで見た事ないぜ。身分制度は廃止されたっていうのに朝鮮人の農民が可哀相だ。」


「私刑を受けている農民を見るとな.......少なくとも併合しなくても何かしらの支援か何かはしてやりたいがね......。」


「せめて教育は受けさせてやるべきだな。一般人用の教育機関が殆ど無いなんて意味が分からんよ。」


「これでも我が国や米国の投資でだいぶマシになったんだがね......。」


「せめて自立してやっていけるようになってほしいね。」














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