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異世界日本史  作者: 齋藤
3/21

1907年   戦艦建造

  満州


売り上げ金を運んでいた者たちが馬賊の襲撃を受けていた。



「クソ!馬賊共め!守備隊はまだなのか!」


「あぁ.....なんでこんな事に.....」


「やつら何処であんな武器を......あ、1人やったぞ!」


「とりあえず時間を稼ぐんだ!!」


「クソが!支那人共はおとなしく搾取されてればいいんだ!!」


「あ、1人やられた」






「日本人共なかなかしぶといな」


「けっ!我々の土地を奪ったんだ......何もかも奪い皆殺しにしてやる......」


「アイヤー!!何をぐずぐずしている!!さっさと金を奪うんだ!!」


「张がやられたぞ!!吴!黄!あいつらの後ろに回りこむぞ、ついて来い!」


「あ!日本人共の兵隊が来たぞ!!」


「なんだと早すぎるぞ!!」


「いいから金を奪うんだよ!!ついて来い!!」


「もう無理だ!俺は逃げるぞ!!」


「あ、待て!!」







「分隊長殿!!馬賊の一部が逃げ出していきます!!」


「所詮訓練も受けていないゴロツキに過ぎないか......追撃は後にしろ!!輸送隊の護衛を優先する!」


「は!護衛を優先します!!」






「はぁ、売上金ねぇ~俺たちの給料の何倍なんだろうな」


「何倍ですむんだろうかね。」


「俺達には一生関係ない金額だろうさ、お、1人やったぞ」


「はっ!馬賊共は潰しても潰しても蛆虫みたいに湧いてきやがる。」


「支那人全部が馬賊みたいなもんさ。減るわけがない」


「お、馬賊共が逃げてくぞ」


「追撃は無しだ.....輸送隊はどうだ?」


「金は無事のようだが、何人かやられちまったようだ」


「けっ、胸糞悪い.....」


「おい見ろよ、こいつ独逸のGew88なんてもん持ってやがった。」


「こいつは露西亜の小銃だ」


「こいつら清や露西亜の武器を隠し持ってやがったな」


「村田銃までありやがる......」


「こりゃ馬賊はしばらくは減らないな.......」













                      韓国統監府


「伊藤統監はなんと?」


「今回の協約違反については韓国が違約金を払う事で終わりだな」


「高宗皇帝を退位させる話はどうなったんだ?」


「列強の反応が恐くてな.....まぁこれ以上不良債権を抱えるのは 御免蒙るしな」


「確かにな、これ以上進めて韓国を併合なんてしたら借金が余計に増えてしまうしな」


「韓国はこのまま経済植民地にして甘い蜜だけを吸えれば十分なのさ」


「だが韓国に違約金が払えるのか?今の借金でさえヒイヒイ言ってるのに」


「払えなきゃ物納でも払わせるさ。土地でもいいな」


「炭鉱や港、鉄道の権利は借金の肩代わりに粗方押さえたからな。後は土地くらいだな」


「土地を貰っても開発する予算は無いぞ。外地や内地優先だな。第一朝鮮なんかを開発して予算を使いたくないしな」


「一部の奴が併合併合煩いがこんな借金まみれの荒れた国、お断りだよ」


「「ははは。」」


















                       海軍省


「予算が出たぞ!!戦艦2隻 装甲巡洋艦2隻だ!!」


「ん?計画案だと戦艦4隻、装甲巡洋艦4隻じゃなかったか?」


「却下されたよ......」


「そ、そうか。でも予算が出ただけでも良いじゃないか。戦艦の排水量が20,000トンで装甲巡洋艦が18,000トンだったな」


「あぁ、艦名と大まかな武装も決まったぞ。艦名は戦艦は河内級 河内と摂津 装甲巡洋艦は磐梯級 磐梯と六甲だ。武装は河内級が12インチ連装砲4基、速度は21ノット 磐梯級が12インチ連装砲3基、速度は25ノットだ。」


「この排水量なら両方ともあと1基か2基主砲を増やせると思うんだがな。」


「まあ少しでも予算を節約しつつ装甲を増やしたかったからしかたないな。特に磐梯は速度と装甲を両立させるに主砲を3基で我慢するしかなかったからな。」


「どうせ建造するならもっと予算かけて建造すればいいものを.....まあ久しぶりの戦艦だ。良しとしよう。」


「最近は輸送船や客船の建造も増えているようだし日本の建造技術も上がってくれば万々歳だな」


「ゆくゆくは世界1位の海軍国家に!!」


「それにはまず大蔵省を倒さないとな」


「「ははは」」















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