デートに行こう!
「シン、一緒に出かけない?」
私はある日、シンにそう提案する。
───3日前
「理沙?遊園地のチケット2枚あるけどシン君と行ってきたら?」
その日の夜、私の母親がそう言う。チケットは2枚。家族全員で行くには足りないのだ。
だからシンと行くことを提案してきたのだろう。
「うん、ありがと」
私はシンとデートに行くことに決めた。後はシンがOKしてくれるかだ…
───現在
「あぁ、いいぞ。で、どこ行くんだ?」
シンは私の提案を了承した。私は、遊園地!と元気よく答える。
「わかった。」
と言うとシンは連絡先を交換しようと言ってきた。その言葉を聞き、私は困惑した。すると
「予定とか合わせるのに使うだろ?」
あぁ、確かにその通りだ。連絡先の交換となると、関係が少し深くなると思い込んでいたが予定を合わせるためだった…
私達は連絡先を交換し、解散する。そして土曜日に遊園地に行くと約束をした。
───土曜日
「おーい!シーン!お待たせ!」
土曜日になり、シンと待ち合わせをする。
シンはカジュアルな服装で来ていた。一方私はワンピース。
まぁデートと言うだけあって2人ともお洒落に見える。
私達は早速ジェットコースターに乗ることにした。
ジェットコースター…絶叫系の代表格だ。
「じゃあ行こ!」
私達は早速ジェットコースターに乗った。
「キャァァァァァァァア」
と誰かの叫び声が鳴り響く。みんな楽しんでいるようだ。
私達もそのスピードと風に圧倒されていた。
その時間はあっという間に過ぎていき、体幹1分くらいでジェットコースターは乗り終わった。
「楽しかったね!」
私はそう呟く。しかしシンは…
「あっ、あぁ…そう…だな…」
顔が青ざめていた。どうやら絶叫系は苦手なようだ。
そこで私は新しい作戦を思いついた。それは…
-作戦内容-
まず、お化け屋敷に入る。そしてシンが驚く。そして私に抱きつき、自然とシンと距離間を詰める。
「完璧だ。」
私はそう思った。そうと決まれば早速実行に移ろう。
「ねぇねぇ、お化け屋敷行かない?」
やぁ、シン!Yesと言うんだ!
「やばい…吐きそう…すまん…ちょっと…休むわ…」
あぁ、この状態だとお化け屋敷作戦は無理…か…
「ちょっとお手洗い行ってくるね」
そうなったら作戦の考え直しだ。
私はトイレに向かう。その時だった。
「お姉さーん。僕達と遊ばなーい?」
「……え?」




