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幼馴染へのアタックが全然成功しないのだが!?  作者: 天月うるる


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5/7

接戦!?恋の猛アタック対決!

10月21日。それは、私にとって因縁の日。

その日に転校生、林藤春が来た。そしてなぜか転校生は私の片思いの相手、宝田シンに告白した。

しかしシンはその告白を断った。が、転校生はなぜか断られて嬉しそうな表情を浮かべていた…

私と転校生は恋のライバル。どちらが先にシンを手に入れるかの争奪戦が始まった。


───10月21日

この日、私と転校生による大接戦が繰り広げられる。


「シン君?良かったら一緒にご飯食べない?」

先に仕掛けたのは転校生だった…私はしまったと言わんばかりの顔をした。

それを見て転校生はこちらに見下したような笑顔を向けてくる。

成功するのか、その緊張感が走る中、シンは…

「ごめん。飯は一人で食いたい。」

シンは転校生の誘いを断った。転校生はまるで岩のように固まり、1分ほどフリーズした。


次の戦いは放課後だ。どちらか1人がシンと一緒に帰る。そんな勝負だ。

「シン、一緒に帰ろ?」

今回先に仕掛けたのは私だった。果たして成功するのか…再び私と転校生に緊張感が訪れる。シンの決断は…

「お前俺と家逆方向だろ」

私は重要な事を見逃していた。そう、私とシンの家は逆方向なのだ。つまり、一緒に帰るということができない。

この勝負も決着は付かなかった。


───10月22日

昨日の戦いの続きだ。今日こそ決着をつける。私と転校生はお互いにそう決意した。


まずは朝。シンに先に挨拶したほうが勝ちという戦いだ。

「シン。おはよ」「シン君。おはよ」

私達はほぼ同時にシンへおはようと言った。

「あぁ…おはよ…」

シンは少し驚いたようだ…この勝負も同点か?そこで転校生が勝負にでる。


「シンくーん?一緒に教室行こ?」

転校生はその汚い胸をシンにこすりつけ誘惑していた。しかしそれは私にはできない。なぜなら私にはないのだ。それが奴と私の差。シンはどう出る?そう考えていると

「あー悪い。俺先生に呼ばれてるんだ」

どうやらシンは先生に呼ばれてるらしい。一体何をしたのか…

この朝の勝負も決着はつかず、昼休みの戦いに移る…


4時間目の終了のチャイムが鳴る。つまり、昼休みの合図だ。そして私達にとっては戦いの合図でもあった。


シンはチャイムと同時に屋上へ向かう。どうやらご飯を食べるようだ。転校生は後をつけるように追っていったが…

「あっ、林藤。お前ちょっとこっちこい」

転校生は先生に呼び止められた。シンのストーカーをしていたようで先生に目をつけられたらしい。自業自得だな。私はそう思った。やるなら私みたいにバレないようにしないと…


「シン、あーん」

私はシンに一緒に食事をできるようにお願いし、シンにご飯を食べさせていた。

「いや…普通に自分で食えるんだけど…」

「だーめ。いいから食べて」

どうだ。このシチュエーション、よく漫画であるハーレム展開だ。この作戦ならシンも効くだろう…

「普通に1人で食いたいわ。じゃあな」

シンはそう呟き、私の元を去った…


なんで、どうしてと私は絶望した。すると背後から

「なんでシン君は逃げたのか…教えてあげましょうか?」

と転校生が語りかけてくる。

「教えてください…」

私は唾を飲み、そう答える。

「逃げたのは当たり前でしょ?好きでもない女子にあーんされて怖がらないわけないでしょ」


………あっ、そっか…シンは別に私の事好きじゃなかった…

私はその最も重要なことに気付かされた。転校生のような色気もなければ、考える頭もない…それに比べてこの女は圧倒的な胸部に…頭脳明晰…私が勝てる道理がない。

シンの気持ちも考えずに自分勝手にやってた。私はなんて女だ。


私がそう考えていると、転校生は

「私達はどちらも、シン君の気持ちを考えずにアタックしていた。この勝負、引き分けということにしない?」

引き分け、この選択が一番利口なのだろう。私はその提案を了承する。


この2日間の勝負は引き分けに終わった。でも、恋のライバルに違いはない。つまり勝負は続く。この戦いは、どちらかがシンと付き合うまで終わらないのだ。


───果たしてシンはどちらと付き合うのか…

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― 新着の感想 ―
Xから来ました。 拝読させて頂きました。 今後どのような展開になっていくのか楽しみにしておりますね。 ありがとうございました♡ 巳ノ星 壱果
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