ストーカー
先ずは……、よし! 落ち着こう! 落ち着いて冷静になるのよ………私! うん! 私なんかが!!なんていう謙遜? は、この際しないでおく! コイツ! エレベーターの中、私のすぐ近くにいる、この人物は!間違いなく………私に!ついてきている!
間違いない!……決まっている!!! 怖い、震えながら私は………人物を!どんな人間なのか?を確認しようと、 一瞬!数秒だけ、ちらりと見てみる! ダメ、解らない! あぁ!泣きたい、すごく怖いから…… 胸があぁ〜どん、どん! 息が……うぅ……できない! ダメだ!ダメだ! 冷静になるんだ!私、 今日一日!朝から、コイツの存在に気づいた瞬間まで……振り返ってみよう!
……………だめ! できない! あぁ! 気持ちが落ち着かない!冷静になれない………! こんな私を自意識過剰と根性の悪い男はバカにするだろうけど!
勘違いだったら…どれほど安心できる事か! コイツに! 私は……怖がっています! という気持ちを伝えよう……どうやって!!
口で伝えようか!「怖い!」と、逆上されるかも…… と考えていたら
人物は……刃物を取り出して!私に飛びかかってきた! 何か解らない事を私に言っている! そして私は……エレベーターで屋上へ連れて行かれた。
「私を……どうする気?」分かった!私を屋上から…落とすつもりだ!! 人物は…私を引きずり……!屋上の淵へ……私は、暴れた!暴れた! 暴れたら……奴は、私の変わりに……屋上から落ちた。
「あー!」と叫ぶ人物! 私は……笑った!恐怖の反動で大笑いした。 「!!!!!!!」 笑うと冷静にはすぐに戻れた! アイツが下に落ちているアイツが……私を襲った!という証拠がない………!うん? 私は……どうなるの? 殺人犯? 解らない…そうだ、聞こう…………アイツに! 下に落ちているアイツに…… とぅー