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空に住む動物
幻「げん」
空に住む動物達
動物達の死後について、描いています。
空を見ていたら、動物達が、あっけらかんとしている。何だか幸せそうな顔をしていて、無防備で美しい。まるで、限られた世の社会になんて、未練など、1ミリもないと言わんばかりの表情だ。
この世を旅立つ時、未練ある事、そのものが、幸せを奪ってしまう。言いたい事もたくさんあっただろうに、今なんて、旅の途中でしか、過ぎなかったと言わんばかりの顔をしている。
会えなかった仲間たちとも合流していて幸せいっぱいだ。この世の社会は、言葉で例えるならば、それは、まるで檻みたいなものだけれど、天の地は、やはり、楽園そのものだ。もう何にも囚われなくていい。
過去は、全て、神様が浄化してくれた。空に住めるほど、私達は認められた。そう認められたのだ。愛そのものだと。
天との境界線がある以上、天から降り注がれる者に栄光を讃えよ。今は何も考えずに。楽園のままに。天に住む動物達よ。
次回 我が神