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幻「げん」  作者: satoneko
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時間

幻「げん」

 小さな過ちも大きな過ちも、時間は待ってくれる。

 数秒前に思った事は、すぐ未来に変わる。とてつもない荒波が押し寄せてくる。考えても考えにつかない過去の栄光。未来に、もはや何が待っているかは分かっているけれど、時は止まることを、知らない。

 いつになく空が、綺麗に見えるのは、輝かしき日々を送って来たから。そのどれもこれもが、淡くて愛おしい。

 血と化した時間でさえ、少しは、青く映る。他愛もない話も、いずれの涙に変わる。例えば、今会いたいと想う人でさえ、時間は、全てかっさらっていく。

 どれだけ涙を流しただろう。鏡越しで、貴方も泣いていた。人生、魂生へと、いつになっても、輝くのは、自ずの瞳だ。

 汚れじゃない、限りなく広い時間が、私達をずっと待っている。悲しみの涙、そらさずにいて欲しい。どんな事があろうとも、時間は、待ってくれる。人一人無駄なんかないように、時間は時を待つ。

次回 暗闇の中

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