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染まらずにいる太陽みたいに
幻「げん」
人は神になるが、神は人にはならない。。何もかもに染まらないように。染まらずにいる太陽とは!?いかに!?
太陽は、依存しない、誰にも。逆から数字を読むみたいに、人と重ならないように。限りある時間、限りない時間、どちらにせよ、人を照らす。
この世の社会に置いて、重要視するのは、それぞれの役割だろう。空を眺めれば、心は、晴れ渡るもの。次から次へと具現化する感情も、今はそっと飲み込んで。
誰もが、一度や二度いや三度と、夢見るけれど、十字架程、美しいものはないだろう。人が、罪を犯した時、天使もまた血に染っている。泣き叫んでいる。
太陽を眺める時、それは、暗黒の時計を差す。それほどに、自我が中心であり、人に、染まる必要がない。刻々と時計の針は指してゆく。
信じられる者が、神だけでないように、何もかも分からずにいたあの時が良かったと。一番、罰とされている事は、神に染まらない事だと。太陽が、人に、染まらないみたいに。
皆様、拝読下さいまして、誠に有難う御座います。
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