15 黒幕の影…
今度は2作品連続で配信します
逃げ切ることに成功した山城達…
車内では…
「ありがとうございます…」
赤城とバロンは腕を大きく広げ、車内で横になった
「ゴルド、今回は私の勝ちだね」
ローサとゴルドは、どっちが先に技を使うことができるかで競っていたらしい
「金の石全く技撃てないんだよ…ていうか石によって個体差あるから公平じゃないよ」
「言い訳見苦し、私が勝ちっていうのは覆らないからね」
「じゃあ、次はどっちが長を倒せるのかだね」
「いいよ、絶対負けないから」
ブーン……
そのまま怪物隊本部へと向かっていった
………………
山城達が乗っている車が本部に到着する
ちょうど朝日が昇ってきた頃だった
タッタッタッ…!!
「みんな大丈夫か…!?」
蝶々が心配しながら走ってくる
「はい、無事ですよ」
運転をしていた人が返答すると、蝶々はホッと安心した
「蝶々さん…?」
赤城が出てきた
「赤城!大丈夫か。行けなくてごめんな」
「蝶々さんこそ大丈夫なんですか」
「あぁ、完全に治ったよ。これからはみんなの分も戦う。ゆっくりしていて欲しい」
そうして、自室へと戻るみんなを見て蝶々は安心した
トコトコ……
「大丈夫か蝶々…」
するとそこに怪物隊の隊長がやってくる
「あぁ大丈夫だ。やっぱり仲間を大切にしないといけないからな」
「俺が負傷した間みんなは戦っていた。次は俺の番だ」
「そうか、まぁ無理しなければそれでいい」
………………
一方、壱の怪物の世界では…
―ハッハッハッ!!やはりカシの野郎は解放出来なかったようだな―
長は、修羅の怪物の結末を嘲笑っていた
―あいつらは花沢の方に逃げたようです。しかし、後少しのところだったのですが、石を取り逃してしまいました―
グレイ怪物は言った
―攻めるなら今だ。あいつらは今完全な状態じゃないんだろ―
―その通りです―
―ふっふっ…全て私の思い通りだ。このまま計画が進んでいけば、01を凌駕する完全な軍隊が完成することだろう―
―そうなった時は、誰も私達を止められませんね…―
着々と長の計画が進んでいっている様だ…
………………
トコトコ…
蝶々は、谷口のいる部屋の中へと入っていった
「谷口、ちょっといいか」
「うん、いいよ」
谷口の方も傷はだいぶ治まってきた様子…
そして蝶々は何かを話しだした
「谷口は、修羅の怪物知っているよな」
「あの時の、2mくらいの怪物?それがどうしたの」
「実はあいつ、腕が4本になっていて、体長も2倍くらい増えてる状態で、全くの別物みたいだった」
「でも長も、修羅も、01も、成長の仕方としてはおかしいんだよ」
「聞いたよ、01とかいうやつのこと。でもそういや、長も最初から大きかったわけじゃないもんね」
「特に俺が追求したいのは01だ。あいつは元々腕も脚もない状態だったらしいし、どうやってあの技を習得できたのか…」
「まず怪物の世界っていうのはどうやって生成されたのか分からないしさ…」
「これってどう考えても外部から何かを与えられているとしか思えないよね。でも一体誰がそんなことを…」
蝶々と谷口の2人は、まだ新たな怪物、黒幕の様な存在がいるのではないかと思っている
「ところで谷口、これからどうする」
「石を取り返せたらまた復帰で、出来なかったら…一般部隊として活動するよ」
「でも、私のせいでみんな危険な状態になっちゃったんでしょ。やっぱり何かの形で応援したい」
「わかった…」
バーーン!!
何やら、外では大きな爆発音が…
「くそ…!来やがったか…行ってくる」
「蝶々気を付けてね!」
………………
タッタッタッ…
蝶々が外に出ると、そこには02の姿があった…
大剣と電子盾を構え、宙に浮きながらこちらを見ていた
「何故お前がいる…」
―まさか蝶々が来てくれるとはな―
「山下坂から抜けてまで何故ここにきた。いつでも倒す準備は出来ているからな…」
シャキンッ…!!
蝶々は刀を構えた
―おいおい、襲いに来たわけではない!ただ、協力関係を築きたいだけなんだよ―
―私達の目的は長を倒すことそれだけなんだ。そこで、長を倒すには蝶々達の手を借りるしかない。君達も長を倒したいだろ―
「長を倒すなんてお前らがいなくたって出来る。逆に裏切るつもりだろ」
―裏切る…そんなことするわけがないだろ―
「まぁそんなことはどうでもいい。お前らのその進化の秘訣を教えろ。そんな身体でどうやって独自で進化を行えた!」
―それは教えられない…―
「何故だ?裏に黒い影でもついているからか?」
―そうか…それじゃあ協力はしてくれないわけだ―
―まぁいつでも俺らは協力関係でいたいがな、また来てやるからその時は嬉しい返事を待っている。では―
ビュンッ!
02は猛スピードでその場から立ち去った
「何か隠してるなこれ…やっぱり怪物とは仲良く出来ないな」
………………
参の怪物の世界に戻ってきた02…
―残念だったが…蝶々達を仲間にすることは出来なかった―
―やはり無理か。どうせ俺らが裏切るんだと勘づいたんだろうな。ハッハッハ、仕方無い、俺らは俺らで進めるだけだ―
―01、勘付かれたのはそれだけじゃない、さっき蝶々に俺らの進化の秘密は何なのかって聞かれたんだよ―
01は驚いた顔で言う
―秘密は…言っていないよな…―
―当然だ。言うはずがないだろ―
―なら良かった。俺達はこれのおかげで復讐させてもらえてるんだから―
すると02は、再び外に出ようとし始めた
それに気づく01
―外に出ようとしてどうした?―
―実はここに帰って来る途中、蝶々達のアジトに向かっていくヒミの集団がいたんだよ。それが気になったから見に行こうと思って―
―なんだそんなことか、勝手に行っておけ―
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