オトナ的アクション(4)
おれは車を降りて、ユウさんの車の助手席側に立った。
窓が開く。
「はじめまして」
ユウさんは少し照れたように笑った。
かっこいい人だ。
シブく、目じりが少し下がって落ち着いたフンイキ。
手入れされたヒゲが男らしい。
「はじめまして、ヒロです」
「乗っていいよ」
合格、ってことかな。
おれは車のドアを開け、乗り込んだ。
ユウさんの車は高級車と言えるものだった。
おれの車は中古の軽。
ちょっと恥ずかしい。
「どう?タイプじゃないかな?」
車のことか?
・・・じゃないだろ。
「いえ、そ、そんなこと、ないです」
「そう。よかった」
ユウさんはほっとしたように、また笑った。
おれの姿はユウさんの目にどう映ってるんだろう。
「ヒロくん、かっこいいね」
こちらから聞くまでもなく、ユウさんは言った。
「昼メシ、まだなんだろ?どっか寄ろうか」
「は、はい」
おれ、キンチョーしてる。
そして、見透かされてた。
「緊張しなくていいから」
ユウさんは優しく笑ってくれた。
近くのファミレスで食事のあと、再び車に乗り込んだ。
「どこに行こうか」
おれは返事ができない。
「どっか、いいトコありますかね?」
なんてアイマイな返事をしてみた。
「ん~、じゃ。おれに任せてもらっていいかな?」
「はい」
運転するユウさんはかっこいい。
ほら、女の人が運転する男性にドキッとするって。
それ、ホントだね。
なんて考えてると、車はモーテル型のホテルへと・・・。
やっぱ来ちゃった。
「ここでいい?」
「・・・はい」




